胆石症
概要
胆道系における胆石形成で、閉塞、炎症、肝機能障害を引き起こす可能性があります。
主な症状
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臨床徴候
ウサギにおける胆石症の臨床徴候は病態と進行段階により多様である。一般的非特異的所見(食欲不振・元気消失・体重減少)に加え、罹患臓器・系統に特異的な症状が顕在化する。病歴聴取と詳細な身体検査により症状パターンを把握し、補助検査で確定診断に至る。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
原因
ウサギにおける胆石症の原因: 胆道系における胆石形成で、閉塞、炎症、肝機能障害を引き起こす可能性があります。
病態生理
胆石症はウサギにおける消化器疾患である。粘膜の完全性、運動性、分泌機能、またはマイクロバイオームバランスの障害を伴う。炎症により上皮バリアが損傷し、吸収不良、体液喪失、細菌トランスロケーションの可能性がある。運動障害(低運動性/うっ滞または亢進)により通過時間と消化効率が変化する。後腸発酵動物では盲腸/結腸フローラの破壊が致死的ディスバイオーシスと腸管毒素症を引き起こしうる。
診断
食欲不振・沈鬱・腹部疼痛・黄疸から胆石症を疑う。超音波で胆嚢内の高エコー構造物と音響陰影を確認。X線でCa含有結石の高密度影を確認。生化学で肝酵素上昇(ALP・GGT)・胆汁酸上昇・ビリルビン上昇を評価。CBC/生化学でヘテロフィル増多(胆管炎合併時)を確認。糞便検査でEimeria stiedai(肝コクシジウム)のオーシストを除外。ウサギの胆石はCa含有量が高い傾向があり、高Ca食との関連が示唆される。鑑別に肝コクシジウム症・肝腫瘍を考慮。
治療
ウサギにおける胆石症の治療: 1. 内科的管理(無症候性/軽症): 低脂肪食、肝保護剤ウルソデオキシコール酸(UDCA)10-15mg/kg PO q24h(利胆・肝保護作用)。2. 疼痛管理: ブプレノルフィン0.01-0.05mg/kg SC q6-8h(急性胆道痛)、メロキシカム0.3-0.6mg/kg PO q24h。3. 輸液: LRS SC/IV。4. 閉塞性黄疸・重症例: 胆嚢摘出術(イソフルラン/セボフルラン麻酔下)。術前安定化、周術期抗菌薬: エンロフロキサシン5-10mg/kg SC q12h + メトロニダゾール20mg/kg PO q12h(経口βラクタム禁忌)。5. 術後: 早期経腸栄養、肝機能モニタリング(胆汁酸、ビリルビン、GGT、ALP)。高繊維食(チモシー干し草主体)。ウサギでは稀—胆道疾患を引き起こす肝コクシジウム症(Eimeria stiedae)を除外。参考: Harcourt-Brown (2002); Quesenberry & Carpenter (2012)。
予防
胆石症の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。
予後
胆石症の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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