コクシジウム症
概要
子犬に多い原虫性の腸管感染症で、水様便や血便を引き起こします。
主な症状
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原因
multipleのコクシジウム症は腸上皮に寄生する原虫(Cystoisospora/Eimeria 等)による。糞便中のオーシストの経口摂取で感染し、過密・不衛生・ストレス・幼齢で発症しやすい。
病態生理
コクシジウム症は原虫(Eimeria属・Isospora属等のコクシジウム)の経口感染による腸管疾患である。摂取されたオーシストが腸管内でスポロゾイトを放出し、腸上皮細胞内で無性生殖(メロゴニー)と有性生殖を繰り返す。多数の上皮細胞が破壊されることで絨毛が萎縮し、吸収不良・出血性腸炎・下痢を引き起こす。若齢・過密・不衛生環境で重症化しやすい。
治療
本種のコクシジウム症(Isospora/Eimeria)にはサルファ系のサルファジメトキシン50 mg/kg PO初日、以後25 mg/kg q24hを5-20日、またはポナズリル20-50 mg/kg PO q24h(1-3日)、トルトラズリルを用いる。下痢・脱水には輸液と整腸、重複感染の管理を行う。オーシストは環境抵抗性が高いため、糞便除去・乾燥・熱湯/蒸気消毒による環境衛生で再感染を防ぐ。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • CPパウダー (プレバイオ+プロバイオ+サイリウム): 腸内細菌叢正常化・腸管バリア強化・腸腎連関サポート。サイリウム(水溶性繊維)が腸管運動を促進+プレバイオティクスが有益菌(Lactobacillus/Bifidobacterium)の増殖を支援。IBD、慢性腸症、抗菌薬関連dysbiosis、CKDの尿毒素軽減(インドキシル硫酸低減)に ※CPパウダー: 完全腸閉塞は禁忌
予防
multipleにおけるコクシジウム症の予防は定期的駆虫・媒介動物制御・環境衛生の3本柱。消化管寄生虫: 子犬子猫は2-4週齢から繰返し駆虫、成獣は便検査結果に基づく定期投与。心血管寄生虫(フィラリア): 流行地での年間予防投与(イベルメクチン・ミルベマイシン等)。外部寄生虫: 月1回の外部寄生虫予防薬投与、環境清掃。散歩後のダニチェック、媒介動物(ダニ・蚊・ノミ)の生息環境改善も重要。
予後
multipleにおけるコクシジウム症の予後は寄生虫種・寄生数・宿主免疫状態・治療反応性により異なる。早期発見と適切な駆虫薬投与により多くの寄生虫症は良好な予後だが、重度感染・心血管寄生虫・血液寄生虫では治療反応が遅延する。再感染予防のための環境管理・媒介動物制御の継続が長期予後を左右する。免疫不全状態では治療抵抗性となるため、基礎疾患管理も並行する。
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