← トップへ戻る
犬 (Dog) 感染症 軽度

鉤虫症

Hookworm Infection / 鉤虫症

概要

吸血性の腸管寄生虫で、特に子犬では貧血を引き起こし危険です。

主な症状

血便 下痢 無気力 体重減少

原因

Ancylostoma caninum(最多)、A. braziliense、Uncinaria stenocephala。糞口感染・経皮感染・経胎盤/経乳感染。温暖湿潤環境で幼虫が生存。子犬・屋外飼育犬にリスク高。

病態生理

Ancylostoma caninumのL3幼虫が経口・経皮・経乳感染→小腸粘膜に咬着→吸血(成虫1匹あたり0.1mL/日)→鉄欠乏性貧血・低蛋白血症。大量感染の子犬では急性出血性貧血で致死的。経皮感染時は皮膚の足底皮膚炎。

治療

Dogにおける鉤虫症の治療には、同定された寄生虫に応じた適切な駆虫薬が必要である。一部の駆虫薬は特定の種に有毒であるため、種に適した用量設定が重要である。全てのライフステージを排除するため複数回投与が必要な場合がある。環境消毒と接触動物の治療で再感染を防止する。貧血、脱水、栄養失調などの二次的合併症に対する支持療法を行う。

予防

月1回のマクロサイクリックラクトン系駆虫薬(イベルメクチン・ミルベマイシン等)、子犬は2週齢から2週間隔で駆虫開始、環境の糞便除去、妊娠犬の駆虫。

予後

予後は寄生虫の種類、感染負荷量、宿主の全身状態、治療への反応性に依存する。多くの寄生虫感染は適切な駆虫薬投与により良好な予後が期待できる。重度の感染(大量寄生・臓器移行症)では臓器障害が残存する場合がある。フィラリア症など心血管系に影響する寄生虫では長期的な合併症管理が必要となる。再感染予防が長期的予後改善の鍵である。

関連する薬品

💊 イベルメクチン 💊 フェンベンダゾール 💊 モキシデクチン 💊 ピランテルパモ酸塩 💊 ピランテルパモ酸塩

※ 薬品辞書で詳細な投与量・副作用情報を確認できます

感染症の他の疾患(犬)

犬の全疾患を見る →

VetDictで犬の鑑別診断を行う

症状チェッカーを使う

関連する疾患

コクシジウム症 (共通4症状) 平滑筋肉腫(腸管) (共通4症状) 犬住血吸虫症 (共通4症状) 腸腺癌 (共通4症状) ピシウム症 (共通4症状) プロトテカ症 (共通4症状) ガストリノーマ(ゾリンジャー・エリソン症候群) (共通4症状) 犬パルボウイルス感染症 (共通3症状)
📋 犬の疾患一覧を見る →
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。