ジアルジア症
概要
ジアルジア原虫による腸管寄生虫感染症で、慢性下痢を引き起こします。
主な症状
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原因
G. duodenalis。糞口感染。汚染水・環境から嚢子を摂取。犬の保菌率は5〜15%。子犬・多頭飼育環境に多い。人獣共通(遺伝子型による)。
病態生理
Giardia duodenalisの小腸粘膜定着→絨毛の微絨毛障害→吸収不良→間欠的軟便〜水様下痢。嚢子形態で環境中に排出・長期生存。
治療
犬鞭毛原虫感染症(Giardia、Tritrichomonas): ① Giardia: フェンベンダゾール 50 mg/kg PO q24h × 3-5日(再発時5日)、メトロニダゾール 15-25 mg/kg PO q12h × 5-7日、または併用。② Tritrichomonas(猫慢性下痢の重要原因): ロニダゾール 30 mg/kg PO q24h × 14日(保険適用外、薬剤師調剤)。③ 沐浴で被毛のシスト除去、家族の手洗い徹底(人獣共通)。④ 環境消毒は塩素系(漂白剤1:32)、紫外線照射。⑤ 多頭飼育では全頭スクリーニング・治療を推奨。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • CPパウダー (プレバイオ+プロバイオ+サイリウム): 腸内細菌叢正常化・腸管バリア強化・腸腎連関サポート。サイリウム(水溶性繊維)が腸管運動を促進+プレバイオティクスが有益菌(Lactobacillus/Bifidobacterium)の増殖を支援。IBD、慢性腸症、抗菌薬関連dysbiosis、CKDの尿毒素軽減(インドキシル硫酸低減)に ※CPパウダー: 完全腸閉塞は禁忌
予防
フェンベンダゾール(50mg/kg/日、3〜5日間)。環境の清掃・消毒。四級アンモニウム化合物が有効。
予後
犬におけるジアルジア症の予後は寄生虫種・寄生数・宿主免疫状態・治療反応性により異なる。早期発見と適切な駆虫薬投与により多くの寄生虫症は良好な予後だが、重度感染・心血管寄生虫・血液寄生虫では治療反応が遅延する。再感染予防のための環境管理・媒介動物制御の継続が長期予後を左右する。免疫不全状態では治療抵抗性となるため、基礎疾患管理も並行する。
関連する薬品
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