腸腺癌
Intestinal Adenocarcinoma / 腸腺癌
概要
腸管内壁の悪性腫瘍で、高齢犬の結腸と十二指腸に最も多く見られます。
主な症状
食欲不振
血便
下痢
無気力
嘔吐
体重減少
原因
原因不明。中高齢犬(平均9歳)。特定の犬種好発は不明確。慢性の消化器症状(嘔吐・下痢・体重減少)で精査すべき。エコー・内視鏡で診断。
病態生理
腸管上皮の腺細胞の悪性増殖→環状に増殖し腸管内腔を狭窄(annular型)→部分/完全閉塞→嘔吐・体重減少。潰瘍型は消化管出血→貧血。結腸と十二指腸に好発。局所リンパ節転移が高率。
治療
Dogにおける腸腺癌の治療は腫瘍の種類、部位、病期に依存する。アクセス可能な固形腫瘍には十分なマージンを確保した外科的切除が第一選択である。全身性腫瘍、不完全切除、転移性疾患には化学療法が適応となりうる。放射線療法は局所的な腫瘍制御を提供できる。根治療法が困難な場合は疼痛管理、栄養サポート、QOL維持に焦点を当てた緩和ケアを行う。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+SOD+VitE+システイン): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート
予防
確実な予防法はない。外科的切除(腸管切除吻合)が可能な場合のMSTは10〜15ヶ月。転移があれば予後不良。
予後
予後は腫瘍の種類、組織学的悪性度、臨床ステージ、転移の有無、治療への反応性により大きく異なる。良性腫瘍は完全切除により治癒が期待できるが、悪性腫瘍では早期発見・早期介入が生存期間を有意に延長させる。不完全切除例や高悪性度腫瘍では再発・転移のリスクが高く、定期的な経過観察と追加治療の検討が必要である。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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