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うさぎ (Rabbit) 消化器 緊急

尿道閉塞

Urethral Obstruction / 尿道閉塞

概要

結石やスラッジによる尿道の完全閉塞。即座にカテーテル処置が必要な致命的緊急事態です。

主な症状

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原因

ウサギにおける尿道閉塞の原因: 食事性失調、感染性病原体、寄生虫、ストレス、異物摂取、毒素、腸内細菌叢の破綻による消化器疾患。急な食事変更と不適切な食物が一般的な誘因。

病態生理

尿石(ウサギでは炭酸カルシウム結石が多い)・スラッジ・粘液栓などが尿道に嵌頓し、尿の流出が機械的に閉塞される。閉塞により膀胱が過伸展し、背圧が尿管・腎へ伝わって腎後性高窒素血症を生じ、排泄されないカリウムの蓄積による高カリウム血症で致死的となりうる。ウサギは食事性カルシウムを腸管から効率的に吸収して腎から排泄するため生理的に高カルシウム尿となり、結石・スラッジ形成の素因となる。雄で尿道が細いため閉塞しやすく、膀胱破裂・尿毒症に至る緊急疾患である。

治療

ウサギにおける尿道閉塞の緊急治療: 鎮静下(ミダゾラム0.5-1mg/kg IM + ブトルファノール0.3-0.5mg/kg IM)で尿道カテーテル挿入を試みる。カテーテル挿入困難な場合は膀胱穿刺による緊急減圧。静脈輸液(乳酸リンゲル液、維持量の2-3倍)で脱水補正と腎灌流維持。高カリウム血症がある場合はグルコン酸カルシウム50-100mg/kg IV緩徐投与+ブドウ糖液で補正。鎮痛としてメロキシカム0.3-0.6mg/kg SC SID、ブプレノルフィン0.03-0.05mg/kg SC q8-12h。閉塞解除後は食事中のカルシウム制限(アルファルファ→チモシー主体)、十分な水分摂取を促進。再発性の場合は膀胱結石の外科的摘出を検討。

予防

尿道閉塞の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。

予後

尿道閉塞の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。

関連する薬品

💊 メロキシカム 💊 ブプレノルフィン 💊 ブトルファノール 💊 ミダゾラム 💊 グルコン酸カルシウム

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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
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