尿道閉塞
概要
結石やスラッジによる尿道の完全閉塞。即座にカテーテル処置が必要な致命的緊急事態です。
主な症状
原因
ウサギにおける尿道閉塞の原因: 食事性失調、感染性病原体、寄生虫、ストレス、異物摂取、毒素、腸内細菌叢の破綻による消化器疾患。急な食事変更と不適切な食物が一般的な誘因。
病態生理
尿道閉塞はウサギにおける消化器疾患である。粘膜の完全性、運動性、分泌機能、またはマイクロバイオームバランスの障害を伴う。炎症により上皮バリアが損傷し、吸収不良、体液喪失、細菌トランスロケーションの可能性がある。運動障害(低運動性/うっ滞または亢進)により通過時間と消化効率が変化する。後腸発酵動物では盲腸/結腸フローラの破壊が致死的ディスバイオーシスと腸管毒素症を引き起こしうる。
治療
ウサギにおける尿道閉塞の緊急治療: 鎮静下(ミダゾラム0.5-1mg/kg IM + ブトルファノール0.3-0.5mg/kg IM)で尿道カテーテル挿入を試みる。カテーテル挿入困難な場合は膀胱穿刺による緊急減圧。静脈輸液(乳酸リンゲル液、維持量の2-3倍)で脱水補正と腎灌流維持。高カリウム血症がある場合はグルコン酸カルシウム50-100mg/kg IV緩徐投与+ブドウ糖液で補正。鎮痛としてメロキシカム0.3-0.6mg/kg SC SID、ブプレノルフィン0.03-0.05mg/kg SC q8-12h。閉塞解除後は食事中のカルシウム制限(アルファルファ→チモシー主体)、十分な水分摂取を促進。再発性の場合は膀胱結石の外科的摘出を検討。
予防
尿道閉塞の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。
予後
尿道閉塞の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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