💊 ブトルファノール
Butorphanol / ブトルファノール
作用機序
κ作動薬・μ拮抗薬オピオイド。軽度~中等度の鎮痛作用、良好な鎮静・鎮咳作用。
Kappa-agonist, mu-antagonist opioid. Mild to moderate analgesia, good sedation and antitussive effect.
動物種別 投与量
| 動物種 | 安全性 | 用量 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 犬 Dog |
✓ 可 | 0.1-0.5 mg/kg 静注/筋注/皮下 2-4時間毎 | 短時間作用。内臓痛に有効。α2作動薬との併用で強い鎮静。 |
| 猫 Cat |
✓ 可 | 0.1-0.4 mg/kg 静注/筋注/皮下 2-4時間毎 | 処置時の鎮静に一般的に使用 |
| 馬 Horse |
✓ 可 | 0.01-0.1 mg/kg 静注 | デトミジンと併用して立位鎮静に一般的に使用 |
| うさぎ Rabbit |
✓ 可 | 0.1-0.5 mg/kg 静注/筋注/皮下 4時間毎 | 軽度の鎮痛のみ。鎮静目的で使用されることが多い。 |
| ハムスター Hamster |
✓ 可 | 1-5 mg/kg 皮下 4時間毎 | 短時間作用型オピオイド |
| モルモット Guinea Pig |
✓ 可 | 0.5-2 mg/kg 皮下/筋注 4-6時間毎 | 短時間作用型。処置時の鎮静・鎮痛に有用 |
| チンチラ Chinchilla |
✓ 可 | 0.5-2 mg/kg 皮下 4-6時間毎 | 短時間作用型オピオイド |
| ハリネズミ Hedgehog |
✓ 可 | 0.2-1 mg/kg 皮下/筋注 4-6時間毎 | 短時間作用型オピオイド |
| フクロモモンガ Sugar Glider |
✓ 可 | 1-5 mg/kg 皮下 4時間毎 | (小型哺乳類データから推定) 短時間作用型オピオイド |
| デグー Degu |
✓ 可 | 1-5 mg/kg 皮下 4時間毎 | (小型げっ歯類データから推定) 短時間作用型オピオイド |
| 鳥 Bird |
✓ 可 | 1-4 mg/kg 筋注 2-4時間毎 | 鳥類の標準的鎮痛・鎮静薬 |
| インコ Parakeet |
✓ 可 | 1-4 mg/kg 筋注 2-4時間毎 | (鳥類データから推定) 鳥類の標準的鎮痛・鎮静薬 |
| オウム Parrot |
✓ 可 | 1-4 mg/kg 筋注 2-4時間毎 | (鳥類データから推定) 鳥類の標準的鎮痛・鎮静薬 |
| 爬虫類 Reptile |
✓ 可 | 0.4-2 mg/kg 筋注 12-24時間毎 | 爬虫類の鎮痛に使用 |
| リクガメ Tortoise |
✓ 可 | 0.4-2 mg/kg 筋注 24-48時間毎 | 爬虫類ではκオピオイド選好性 |
| ヘビ Snake |
✓ 可 | 0.4-2 mg/kg 筋注 24-48時間毎 | 爬虫類ではκオピオイド受容体選好性 |
| トカゲ Lizard |
✓ 可 | 0.4-2 mg/kg 筋注 12-24時間毎 | (爬虫類データから推定) 爬虫類の鎮痛に使用 |
主な副作用
- ⚠️ 鎮静
- ⚠️ 呼吸抑制
- ⚠️ 消化管運動低下
禁忌・注意
🚫 頭部外傷(頭蓋内圧上昇)。
薬物相互作用
| 併用薬 | 影響 |
|---|---|
| pure mu agonists | モルヒネ/フェンタニルの鎮痛を部分的に拮抗 |
| alpha-2 agonists | 鎮静の相乗作用(頻繁に併用) |
| other CNS depressants | 中枢/呼吸抑制の相加作用 |
この薬が使われる疾患
空気塞栓症 馬
アルコール中毒(Bird) 鳥
タイガーサラマンダーウイルス 両生類
両生類エリザベスキンギア髄膜脳炎 両生類
両生類オゾン・クロラミン中毒(水処理) 両生類
全身浮腫・膨満 両生類
大動脈基部破裂 馬
大動脈破裂 馬
非定型的ミオパチー(カエデ種子中毒) 馬
バトラコキトリウム・サラマンドリボランス全身型 両生類
Bsal潰瘍性皮膚疾患(ファイアサラマンダー) 両生類
カフェイン中毒(Bird) 鳥
盲腸鼓脹 馬
チンチラ陰茎毛輪(毛輪パラフィモーシス) チンチラ
塩素・クロラミン中毒 両生類
ツボカビ症(Bsal) 両生類
疝痛 馬
コンパートメント症候群 馬
うっ血性心不全 ハリネズミ
そ嚢熱傷 インコ
卵黄性腹膜炎急性敗血症型 インコ
エリザベスキンギア感染症 両生類
馬草病 馬
丹毒 両生類
鎮痛薬の他の薬品
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※ 本ページの用量・相互作用情報は獣医学的参考資料であり、処方の代替ではありません。投与前に必ず原典(Plumb's Veterinary Drug Handbook 等)および添付文書で再確認し、獣医師の判断のもとで使用してください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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