膵腺癌
Pancreatic Adenocarcinoma / 膵腺癌
概要
非常に予後不良な高悪性度の膵腫瘍で、進行期に診断されることが多いです。
主な症状
腹痛
食欲不振
腹部膨満
無気力
嘔吐
体重減少
原因
原因不明。中高齢犬。エアデールテリア・スパニエル種に報告多い。慢性嘔吐・体重減少・腹痛の高齢犬でエコーにより膵腫瘤として発見。
病態生理
膵管上皮/腺房細胞の悪性増殖→膵管閉塞→胆管閉塞→閉塞性黄疸。腫瘍の局所浸潤→十二指腸・腹膜播種。肝臓・肺への早期転移(診断時に大部分が転移あり)。犬の膵腫瘍の90%以上が悪性。インスリノーマ(β細胞腫瘍)とは区別。
治療
Dogにおける膵腺癌の治療は腫瘍の種類、部位、病期に依存する。アクセス可能な固形腫瘍には十分なマージンを確保した外科的切除が第一選択である。全身性腫瘍、不完全切除、転移性疾患には化学療法が適応となりうる。放射線療法は局所的な腫瘍制御を提供できる。根治療法が困難な場合は疼痛管理、栄養サポート、QOL維持に焦点を当てた緩和ケアを行う。
予防
確実な予防法はない。外科的切除が唯一の治療だが、完全切除が可能な症例は少ない。MST 1〜3ヶ月。
予後
予後は腫瘍の種類、組織学的悪性度、臨床ステージ、転移の有無、治療への反応性により大きく異なる。良性腫瘍は完全切除により治癒が期待できるが、悪性腫瘍では早期発見・早期介入が生存期間を有意に延長させる。不完全切除例や高悪性度腫瘍では再発・転移のリスクが高く、定期的な経過観察と追加治療の検討が必要である。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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