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💊 ガバペンチン

Gabapentin / ガバペンチン

作用機序

GABA類似体。電位依存性カルシウムチャネルのα2δサブユニットに結合。神経障害性疼痛に有効。

GABA analog; binds alpha-2-delta subunit of voltage-gated calcium channels. Neuropathic pain relief.

動物種別 投与量

動物種安全性用量備考

Dog
✓ 可 慢性・神経障害性疼痛: 5-10 mg/kg 経口 8-12時間毎(効果をみて漸増)。抗てんかん補助: 10-20 mg/kg 経口 8時間毎。状況性不安(雷・花火・来院): トリガーの1.5-2時間前に 10-20 mg/kg 経口(トラゾドン併用可)。腎機能低下例は約50%に減量(腎排泄)。 高用量で軽度鎮静・後肢のふらつき。ヒト用経口液剤にはキシリトール含有製剤があり犬に有毒(低血糖・肝壊死)— カプセル/錠剤のみ使用。慢性投与の中止は1-2週で漸減。

Cat
✓ 可 来院前・移動ストレス軽減(ISFM/AAFP 2022 Cat Friendlyガイドラインの第一選択): 50-100 mg/頭 経口(体重非依存の固定用量。カプセルを開けて少量のウェットフードに混和可)を移動の1.5-3時間前 — 健康成猫は100 mg/頭、小柄(<3-4 kg)・高齢・虚弱猫は50 mg。前夜+当日朝の2回投与で効果がより安定(van Haaften 2017 JAVMA: 来院90分前の100 mg/頭でストレススコア低下・ハンドリング協力性が有意に改善)。慢性疼痛(変形性関節症・神経障害性疼痛): 5 mg/kg(または25 mg/頭)経口 12時間毎から開始し、効果をみて最大10 mg/kg 8-12時間毎まで漸増(Guedes 2018 JAVMA RCT: 高齢OA猫で10 mg/kg q12hが飼い主評価の活動性を改善)。CKD猫: 肝代謝を受けず腎排泄のため高窒素血症で血中濃度が上昇 — 約50%に減量(来院前は50 mg/頭以下、慢性投与は2.5-5 mg/kg)し鎮静の程度をみて調整(Quimby, JFMS薬物動態)。 効果は投与後1-2時間でピーク。鎮静・ふらつき・流涎は一過性(約8時間で消失)。来院前投与は状況性(白衣)高血圧を減らす一方で測定血圧をやや下げうるため、血圧評価目的の来院では解釈に注意。苦味は少なくウェットフード混和で投与しやすい。ヒト用キシリトール含有経口液剤は使用しない。来院前の単回投与は漸減不要だが、慢性投与の中止は1-2週かけて漸減(反跳性疼痛・離脱様徴候の防止)。猫知覚過敏症候群(FHS)・断脚後の神経障害性疼痛の補助にも有用。

Horse
✓ 可 2.5-5 mg/kg 経口 8-12時間毎 神経障害性疼痛・ヘッドシェイキングに使用
うさぎ
Rabbit
✓ 可 5 mg/kg 経口 8-12時間毎 ウサギの疼痛管理に安全
ハムスター
Hamster
✓ 可 5-10 mg/kg 経口 8-12時間毎 神経障害性疼痛。軽度の鎮静を生じうる
モルモット
Guinea Pig
✓ 可 5-10 mg/kg 経口 8-12時間毎 神経障害性疼痛に使用。軽度の鎮静が生じうる
チンチラ
Chinchilla
✓ 可 3-5 mg/kg 経口 8-12時間毎 神経障害性疼痛。鎮静を生じうる
フェレット
Ferret
✓ 可 3-5 mg/kg 経口 8-12時間毎 神経障害性疼痛に使用
ハリネズミ
Hedgehog
✓ 可 3-5 mg/kg 経口 8-12時間毎 神経障害性疼痛とふらつきハリネズミ症候群に使用
フクロモモンガ
Sugar Glider
✓ 可 5-10 mg/kg 経口 8-12時間毎 (小型哺乳類データから推定) 神経障害性疼痛。軽度の鎮静を生じうる
デグー
Degu
✓ 可 5-10 mg/kg 経口 8-12時間毎 (小型げっ歯類データから推定) 神経障害性疼痛。軽度の鎮静を生じうる

Bird
✓ 可 10-15 mg/kg 経口 8-12時間毎 鳥類の慢性疼痛に使用
インコ
Parakeet
✓ 可 10-15 mg/kg 経口 8-12時間毎 (鳥類データから推定) 鳥類の慢性疼痛に使用
オウム
Parrot
✓ 可 10-15 mg/kg 経口 8-12時間毎 (鳥類データから推定) 鳥類の慢性疼痛に使用
爬虫類
Reptile
✓ 可 5 mg/kg 経口 24-48時間毎 神経障害性疼痛。爬虫類でのデータは限られる
リクガメ
Tortoise
✓ 可 5 mg/kg 経口 24-48時間毎 (爬虫類データから推定) 神経障害性疼痛。爬虫類でのデータは限られる
ヘビ
Snake
✓ 可 5 mg/kg 経口 24-48時間毎 (爬虫類データから推定) 神経障害性疼痛。爬虫類でのデータは限られる
トカゲ
Lizard
✓ 可 5 mg/kg 経口 24-48時間毎 (爬虫類データから推定) 神経障害性疼痛。爬虫類でのデータは限られる

主な副作用

  • ⚠️ 鎮静
  • ⚠️ 運動失調
  • ⚠️ 急な中止で離脱症状

禁忌・注意

🚫 腎用量調整が必要。急な中止は回避(漸減)。

薬物相互作用

併用薬影響
opioids鎮静・呼吸抑制の相加作用
antacidsガバペンチン吸収約20%低下
Other CNS depressants
Antacids (aluminum)

この薬が使われる疾患

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※ 本ページの用量・相互作用情報は獣医学的参考資料であり、処方の代替ではありません。投与前に必ず原典(Plumb's Veterinary Drug Handbook 等)および添付文書で再確認し、獣医師の判断のもとで使用してください。
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