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犬 (Dog) 消化器 軽度

肝リピドーシス

Hepatic Lipidosis / 肝リピドーシス

概要

肝臓への過剰な脂肪蓄積で肝機能障害を引き起こし、他の疾患に続発することが多いです。

主な症状

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原因

二次性が大部分:糖尿病、クッシング症候群、甲状腺機能低下症、ステロイド長期投与、肥満。猫のような食欲廃絶による一次性リピドーシスは犬では稀。基礎疾患の精査が不可欠。

病態生理

肝細胞内への過剰な脂肪蓄積→肝細胞の膨化・機能障害→胆汁うっ滞→黄疸。犬では猫と異なり一次性肝リピドーシスは稀で、ほぼ常に基礎疾患(DM、クッシング、甲状腺機能低下症、膵炎)に続発する。肥満犬にリスク。

治療

犬肝リピドーシス: 原因(感染性・中毒・免疫介在性・腫瘍・代謝)特定が治療方針を決定。① 検査: CBC・生化学(ALT/AST/ALP/GGT/T-Bil/Alb)、胆汁酸負荷試験、凝固系(PT/aPTT)、超音波、肝生検(細胞診/組織学/培養)。② 原因別治療: 細菌→培養に基づく抗菌薬4-6週、寄生虫→駆虫、ウイルス→支持療法、免疫介在性→プレドニゾロン 1-2 mg/kg PO q12h漸減、薬剤性→暴露除去。③ 肝庇護: ウルソデオキシコール酸 10-15 mg/kg PO q24h、SAMe 20 mg/kg PO q24h(空腹時)、シリマリン 4-15 mg/kg PO q24h、ビタミンE 10-15 IU/kg PO q24h。④ 栄養: 高品質中等量蛋白、十分なカロリー(脂肪は耐容性で調整)、ビタミンK1補充。⑤ モニタ: 肝酵素 q2-4週、Alb・凝固系、必要なら肝生検でstaging。支持療法: 輸液(晶質液 60-80 mL/kg/日 IV、ショック時 90 mL/kg初期ボーラス)、酸素化、栄養管理、疼痛管理。メサドン 0.1-0.5 mg/kg IM/IV q4-6h またはブプレノルフィン 0.01-0.02 mg/kg IM q6-8h。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+メロンSOD+VitE+システイン(アスタアミノ処方)): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート。アスタキサンチン(カロテノイド系)+SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)が活性酸素種を消去。CKD・肝疾患・アトピー・ダニ媒介性感染症の酸化ストレス軽減、高齢動物の免疫機能維持に • MSM+アミノコンプリート (MSM+必須アミノ酸(BCAA中心)): 組織修復・筋肉維持・肝腎栄養サポート。BCAA(分岐鎖アミノ酸)が筋蛋白合成を促進+MSMが結合組織の修復をサポート。術後回復、骨折治癒、CKD/肝疾患の筋肉量維持、競走馬・スポーツ犬の運動器サポートに • NMNミトコンドリアアシスト (NMN+α-リポ酸+システイン+プロバイオティクス): 細胞エネルギー代謝・サーチュイン活性化・抗老化。NMN 5000mgがNAD+産生を促進→ミトコンドリア機能改善+サーチュイン(SIRT1-7)活性化。認知機能低下(CDS)、変性性脊髄症、慢性代謝疾患(糖尿病/クッシング)、加齢性臓器機能低下のサポートに • カミデミルク (消化吸収しやすい流動性栄養): 食欲不振・クリティカルケア・経管栄養。消化吸収しやすい流動性栄養で、肝リピドーシス予防(猫/ウサギ)、パルボウイルス回復期、膵炎の低脂肪栄養、巨大食道症の経口流動食、新生子の人工哺乳補助に ※MSM+アミノコンプリート: 重度肝・腎不全は蛋白負荷に留意 ※カミデミルク: 完全腸閉塞は禁忌; 重症膵炎は低脂肪配合

予防

基礎疾患(DM・クッシング等)の適切な管理。肥満の予防。ステロイドの最小有効用量での使用。

予後

犬における肝リピドーシスの予後はホルモン・代謝異常の種類と是正の可否、合併症の有無により異なる。早期診断と病態に応じた適切な治療・モニタリングにより多くの症例で良好な経過が期待できるが、進行例・合併症を伴う例では予後が悪化しうる。

関連する薬品

💊 ブプレノルフィン 💊 プレドニゾロン 💊 メサドン 💊 ウルソデオキシコール酸

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