肝リピドーシス
概要
肝臓への過剰な脂肪蓄積で肝機能障害を引き起こし、他の疾患に続発することが多いです。
主な症状
原因
二次性が大部分:糖尿病、クッシング症候群、甲状腺機能低下症、ステロイド長期投与、肥満。猫のような食欲廃絶による一次性リピドーシスは犬では稀。基礎疾患の精査が不可欠。
病態生理
肝細胞内への過剰な脂肪蓄積→肝細胞の膨化・機能障害→胆汁うっ滞→黄疸。犬では猫と異なり一次性肝リピドーシスは稀で、ほぼ常に基礎疾患(DM、クッシング、甲状腺機能低下症、膵炎)に続発する。肥満犬にリスク。
治療
Dogにおける肝リピドーシスの治療は基礎となるホルモン・代謝異常を標的とする。ホルモン補充療法または抑制療法により生理的バランスを回復する。食事療法で代謝疾患の栄養面に対処する。ホルモンレベル、血糖、電解質、臓器機能マーカーの定期的モニタリングにより用量調整を行う。二次的合併症(臓器障害、感染)の併行管理が不可欠である。長期または生涯にわたる治療が必要な場合がある。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+SOD+VitE+システイン): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート • MSM+アミノコンプリート (MSM+必須アミノ酸(BCAA中心)): 組織修復・筋肉維持・肝腎栄養サポート • NMNミトコンドリアアシスト (NMN+α-リポ酸+システイン+プロバイオティクス): 細胞エネルギー代謝・サーチュイン活性化・抗老化 • カミデミルク (消化吸収しやすい流動性栄養): 食欲不振・クリティカルケア・経管栄養 ※MSM+アミノコンプリート: 重度肝・腎不全は蛋白負荷に留意 ※カミデミルク: 完全腸閉塞は禁忌; 重症膵炎は低脂肪配合
予防
基礎疾患(DM・クッシング等)の適切な管理。肥満の予防。ステロイドの最小有効用量での使用。
予後
栄養性疾患の多くは原因となる栄養不均衡の是正により良好な予後が期待できる。早期に適切な食事矯正とサプリメント補充が開始されれば、多くの臨床症状は可逆的である。しかし成長期の骨格変形や重度の神経障害など、長期の栄養欠乏により不可逆的な構造変化が生じた場合は完全な回復が困難である。継続的な栄養モニタリングと食事管理が再発防止に不可欠である。
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