鼻腔リンパ腫
概要
鼻腔に発生するリンパ腫で、慢性鼻汁、鼻出血、顔面変形を引き起こします。
主な症状
原因
原因不明。長頭種に好発(鼻腔腫瘍全般と同様)。中高齢犬。一側性の慢性鼻汁・鼻出血が初発症状。CT→鼻腔内生検で確定診断。
病態生理
鼻腔粘膜のリンパ球の腫瘍性増殖→鼻腔内の腫瘤形成→一側性→両側性の鼻汁(粘液性→血性)→鼻骨の破壊→顔面変形。篩骨板への浸潤→脳への直接浸潤。上皮向性T細胞リンパ腫が犬の鼻腔リンパ腫で最多。鼻腔腺癌との鑑別が生検で必要。
治療
Dogにおける鼻腔リンパ腫の治療は腫瘍の種類、部位、病期に依存する。アクセス可能な固形腫瘍には十分なマージンを確保した外科的切除が第一選択である。全身性腫瘍、不完全切除、転移性疾患には化学療法が適応となりうる。放射線療法は局所的な腫瘍制御を提供できる。根治療法が困難な場合は疼痛管理、栄養サポート、QOL維持に焦点を当てた緩和ケアを行う。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • Protain (高品質タンパク質+コラーゲン前駆体): がん悪液質・術後筋肉維持・除脂肪体重保持 ※Protain: 重度肝・腎不全は蛋白負荷に留意
予防
確実な予防法はない。放射線療法+化学療法(CHOP)が標準。鼻腔リンパ腫は鼻腔腺癌より化学療法への反応が良好でMST 12〜24ヶ月。
予後
予後は腫瘍の種類、組織学的悪性度、臨床ステージ、転移の有無、治療への反応性により大きく異なる。良性腫瘍は完全切除により治癒が期待できるが、悪性腫瘍では早期発見・早期介入が生存期間を有意に延長させる。不完全切除例や高悪性度腫瘍では再発・転移のリスクが高く、定期的な経過観察と追加治療の検討が必要である。
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📚 参考文献
Based on articles retrieved from PubMed
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