リーシュマニア症
Leishmaniosis / リーシュマニア症
概要
サシチョウバエ媒介の原虫疾患で皮膚と内臓疾患を引き起こします。
主な症状
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原因
Leishmania infantum(サシチョウバエ媒介)。地中海沿岸・中南米・中東に分布。輸入犬の精査が重要。血行性(輸血)・垂直感染(経胎盤)も報告。
病態生理
Leishmania infantumのサシチョウバエ媒介感染→マクロファージ内で増殖→皮膚型:非掻痒性の落屑性皮膚炎・脱毛。内臓型:脾腫・リンパ節腫大・糸球体腎炎→CKD。免疫複合体沈着→関節炎・ぶどう膜炎。日本では報告なし(地中海沿岸・中南米に流行)。
治療
犬のリーシュマニア症は根治が難しく長期管理を要する。標準はメグルミンアンチモン酸75-100 mg/kg SC q24h(4-8週)またはミルテホシン2 mg/kg PO q24h(28日)に、アロプリノール10 mg/kg PO q12hを数か月〜年単位で併用する。腎障害(蛋白漏出性腎症)の評価とモニタリングが必須で、重度腎症では予後が悪い。臨床的寛解は得られても寄生虫学的治癒は稀で再発に注意する。
予防
流行地域でのサシチョウバエ対策(防虫首輪・デルタメスリン)。ワクチン(ヨーロッパ:Letifend)。アロプリノール+メグルミンアンチモネートで治療だが完治は困難。
予後
犬におけるリーシュマニア症の予後は寄生虫種・寄生数・宿主免疫状態・治療反応性により異なる。早期発見と適切な駆虫薬投与により多くの寄生虫症は良好な予後だが、重度感染・心血管寄生虫・血液寄生虫では治療反応が遅延する。再感染予防のための環境管理・媒介動物制御の継続が長期予後を左右する。免疫不全状態では治療抵抗性となるため、基礎疾患管理も並行する。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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