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犬 (Dog) 呼吸器 中等度

喉頭麻痺-多発神経障害複合(GOLPP)

Laryngeal Paralysis-Polyneuropathy Complex (GOLPP) / 喉頭麻痺-多発神経障害複合(GOLPP)

概要

老齢発症の多発神経障害で、喉頭麻痺と進行性後肢虚弱を呈します。

主な症状

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原因

高齢発症喉頭麻痺多発神経障害複合(GOLPP)は、従来は特発性喉頭麻痺とされた病態の多くが、全身性の緩徐進行性多発神経障害の一徴候であることが判明したものである。大型犬(ラブラドール・レトリーバー等)の高齢に好発する。明確な原因は不明だが、軸索変性を伴う後天性の多発神経障害と考えられる。

病態生理

反回喉頭神経を含む長い軸索が選択的に障害される遠位性軸索障害により、背側輪状披裂筋の脱神経が生じ、吸気時に披裂軟骨・声帯を外転できなくなる。結果として上気道閉塞(吸気性喘鳴・運動不耐・熱中症リスク)を呈する。神経障害は進行性で、経時的に食道機能不全(巨大食道・誤嚥)や後肢の固有受容障害を伴うことが多く、誤嚥性肺炎が主要な予後規定因子となる。

治療

老齢性喉頭麻痺-多発性神経障害複合体。進行性の全身性神経変性疾患の一部。外科治療(喉頭麻痺に対して): 片側披裂軟骨側方化術(unilateral arytenoid lateralization = tie-back)。 — 左側が標準。喉頭開口を永続的に拡大。 — 術後誤嚥性肺炎リスク18-33%(最大の合併症)。 両側tie-backは誤嚥リスク極めて高く非推奨。内科管理: 体重管理(肥満 → 呼吸負荷増大)。 高温多湿の回避(熱中症リスク極めて高い)。 ハーネス使用(首輪 → 喉頭圧迫回避)。 誤嚥予防: 直立位給餌、泥水/プールへの顔面浸漬回避。 ミートボール形状の食事(飲水時の誤嚥が最多)。急性呼吸困難時: 酸素療法、鎮静(ブトルファノール0.2 mg/kg IV)、 デキサメタゾン0.1-0.2 mg/kg IV(喉頭浮腫軽減)、冷却。GOLPP進行: 後肢機能低下 → 起立困難 → 食道機能低下 → 巨大食道。 進行は数ヶ月〜数年(緩徐)。好発: ラブラドール、ゴールデン(高齢犬 — 10歳以上)。予後: tie-back後1年生存率>90%。誤嚥性肺炎が主要死因。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+メロンSOD+VitE+システイン(アスタアミノ処方)): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート。アスタキサンチン(カロテノイド系)+SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)が活性酸素種を消去。CKD・肝疾患・アトピー・ダニ媒介性感染症の酸化ストレス軽減、高齢動物の免疫機能維持に • Relax & CBD (フルスペクトラムCBD): 慢性疼痛・不安・難治性てんかん・緩和ケア。フルスペクトラムCBDがECS(エンドカンナビノイドシステム)のCB1/CB2受容体に作用→抗炎症・抗不安・抗けいれん。変形性関節症の疼痛、分離不安・騒音恐怖症、難治性てんかんの発作頻度低減、終末期QOL改善に ※Relax & CBD: 肝代謝(CYP450)薬物相互作用に注意

予防

犬における喉頭麻痺-多発神経障害複合(GOLPP)の予防は環境因子の管理が中心。タバコの煙・室内塵・化学香料・粉塵への曝露回避。短頭種気道症候群: 適正体重維持、暑熱環境回避、必要に応じた外科的気道形成術。気管虚脱: 適正体重維持、ハーネス使用(首輪回避)、誘発因子(興奮・暑熱・脱水)の管理。喘息(猫): アレルゲン特定と回避、室内環境改善。

予後

犬における喉頭麻痺-多発神経障害複合(GOLPP)の予後は片側披裂軟骨側方化術で良好。

関連する薬品

💊 ブトルファノール 💊 デキサメタゾン 💊 アセプロマジン

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