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犬 (Dog) 腫瘍 軽度

腫瘍(がん)

Cancer/Neoplasia / 腫瘍(がん)

概要

異常な細胞増殖により腫瘍を形成し、良性または悪性の場合があります。

主な症状

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臨床徴候

犬における腫瘍(がん)の臨床徴候は罹患臓器と腫瘍の種類により多様。一般的所見: 進行性の腫瘤形成・体重減少・食欲不振・元気消失・貧血。体表腫瘤では触知可能な腫脹・疼痛を、内臓腫瘍では腹部膨満・嘔吐・下痢・呼吸困難・リンパ節腫大などの非特異的症状を呈する。傍腫瘍症候群として高カルシウム血症(リンパ腫・肛門周囲腺癌)や低血糖(インスリノーマ)を合併することがある。

原因

多因子性(遺伝的素因・環境因子・加齢)。好発犬種:ゴールデン(リンパ腫・血管肉腫)、ボクサー(肥満細胞腫)、バーニーズ(組織球肉腫)。

病態生理

遺伝子変異の蓄積→制御不能な細胞増殖→良性/悪性腫瘍。犬の腫瘍はヒトと類似の生物学的挙動を示す。犬の死因の約50%が腫瘍関連。

診断

犬の腫瘍の診断はFNA細胞診と組織生検に基づく。FNA(穿刺吸引細胞診): 迅速で侵襲性低い。腫瘤の良性/悪性の初期評価、リンパ腫・肥満細胞腫などの細胞診断。Tru-cut/切開生検: 確定的な病理組織診断、グレーディング、マージン評価。incisional biopsy: 大型腫瘤のステージング前評価。ステージング検査: 胸部X線3方向(肺転移)、腹部超音波(実質臓器・リンパ節)、CT(腫瘍の範囲・手術計画)。血液検査: CBC、血液生化学(腫瘍随伴症候群: 高Ca血症、低血糖)。免疫組織化学: 腫瘍マーカー(c-KIT、CD3、CD79a等)。フローサイトメトリー: リンパ腫のB/T細胞分類。犬で最多の腫瘍: 肥満細胞腫、リンパ腫、血管肉腫、骨肉腫、メラノーマ。

治療

【犬における腫瘍(がん)】 腫瘍(がん)は腫瘍の組織学的型・グレード・局在・転移有無で治療方針が大きく変わる。確定診断は針生検またはincisional biopsyで取得し、TNM分類でステージングを完了。 外科的完全切除が可能なら広範マージン外科的切除を第一選択(推奨マージン2-3cm、攻撃的肉腫・MCT高グレードは3-5cm、種・部位・組織型で調整)。 切除不能例・残存例には化学療法(プロトコルは腫瘍型別、リンパ腫はCHOP、肥満細胞腫はビンブラスチン+プレドニゾロン等)または緩和的放射線療法。 オーナーの治療希望・予算・犬のQOLを総合判断し、緩和ケア選択肢も提示する。 支持療法: 輸液(晶質液 60-80 mL/kg/日 IV、ショック時 90 mL/kg初期ボーラス)、酸素化、栄養管理、疼痛管理。メサドン 0.1-0.5 mg/kg IM/IV q4-6h またはブプレノルフィン 0.01-0.02 mg/kg IM q6-8h。 【鑑別と経過観察】類似症候を呈する疾患の除外と、治療4-8週後の再評価が予後改善の鍵。重症度・併発症によっては犬の専門医紹介を考慮する。

予防

定期的健康診断。しこりの早期FNA。好発犬種の健康スクリーニング。

予後

犬における腫瘍(がん)の予後は組織型・悪性度・臨床ステージ・転移の有無・治療反応性により大きく異なる。確定診断(細胞診・病理組織検査)と病期診断(画像・所属リンパ節評価)に基づき、外科・化学療法・放射線療法を組み合わせた治療方針を決定する。早期診断・早期介入が予後改善の鍵となる。

関連する薬品

💊 メロキシカム 💊 トラマドール 💊 ガバペンチン 💊 ブプレノルフィン 💊 プレドニゾロン 💊 ピロキシカム 💊 メサドン 💊 ミルタザピン 💊 ビンブラスチン

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