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うさぎ (Rabbit) その他 中等度

尿やけ(尿性皮膚炎)

Urine Scald / 尿やけ(尿性皮膚炎)

概要

慢性的な尿接触による会陰部皮膚の化学的火傷で、尿失禁、肥満、運動障害に続発します。

主な症状

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臨床徴候

ウサギにおける尿やけ(尿性皮膚炎)の臨床徴候は原因と病期により異なる。急性: 紅斑・水疱・湿潤性病変・激しい掻痒・脱毛(接触性皮膚炎・蕁麻疹)。慢性: 苔癬化・色素沈着・脱毛・落屑・痂皮(アトピー性皮膚炎・慢性膿皮症)。分布パターンが診断に有用: 顔面・指趾(アトピー)、耳・腹側(蚤アレルギー)、対称性脱毛(内分泌性)、円形病変(皮膚糸状菌・毛包虫)。

原因

ウサギにおける尿やけ(尿性皮膚炎)の原因: 慢性的な尿接触による会陰部皮膚の化学的火傷で、尿失禁、肥満、運動障害に続発します。

病態生理

尿やけ(尿性皮膚炎)はウサギにおける栄養障害である。特定の栄養素の不十分な摂取、吸収不良、または過剰摂取により生じる。欠乏状態では、影響を受けた栄養素を補因子または基質として必要とする生化学的経路が障害され、細胞機能障害を引き起こす。過剰状態では組織への蓄積や栄養素間相互作用の障害により毒性が生じる。種特異的な食事要求により、適切な栄養管理が予防に不可欠である。

診断

会陰部・後肢内側・腹部の発赤・湿性皮膚炎・脱毛・痂皮から尿やけを疑う。身体検査で皮膚病変の範囲と二次感染を評価。尿検査で尿路感染・尿路スラッジを除外。X線で膀胱結石・尿路スラッジを確認。生化学でBUN/Cre・Caを評価し腎疾患を除外。基礎疾患の検索が重要で、排尿障害の原因(肥満・関節疾患・脊椎疾患・尿路疾患)を鑑別。ウサギは炭酸カルシウム尿(正常でも白濁)であるが、スラッジ蓄積による排尿困難が尿やけの素因となる。

治療

【ウサギにおける尿やけ(尿性皮膚炎)】 尿やけ(尿性皮膚炎)は培養感受性試験を診療指針とし、empiricalにはエンロフロキサシン 5-15 mg/kg PO/IM q12-24h またはアモキシシリン・クラブラン酸 12.5-25 mg/kg PO q12h(小型哺乳類除く)を開始。 膿瘍形成例は外科的切開・排膿・洗浄(生食または0.05%クロルヘキシジン)が抗菌薬単独より治癒率高い。 発熱・全身症状時は炎症マーカー(SAA、CRP)と血液培養。 再発リスクの高い症例ではバイオフィルム形成菌(Pseudomonas, Staphylococcus pseudintermedius MRSP)を疑い、長期抗菌薬を6-8週継続。 支持療法(小型哺乳類): 等張輸液 80-100 mL/kg/日 SC/IV、保温(26-28℃)、シリンジ給餌(Critical Care/Recovery 50-90 mL/kg/日を3-4回分割)、メロキシカム 0.5-1.0 mg/kg PO q12-24h で疼痛・炎症管理。 ペニシリン系・セファロスポリン系の経口投与は腸内細菌叢を破壊し致死的になるため禁忌。 【鑑別と経過観察】類似症候を呈する疾患の除外と、治療4-8週後の再評価が予後改善の鍵。重症度・併発症によってはウサギの専門医紹介を考慮する。

予防

尿やけ(尿性皮膚炎)の予防には全ての栄養要求を満たす種に適した食事設計、単一食品のみの食事の回避、獣医師との定期的な食事内容の見直し、必要時の適切なサプリメンテーション、種固有の栄養ニーズに関する知識が必要である。

予後

尿やけ(尿性皮膚炎)の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。

関連する薬品

💊 アモキシシリン 💊 アモキシシリン・クラブラン酸 💊 エンロフロキサシン 💊 メロキシカム 💊 クロルヘキシジン

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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
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