筋萎縮(悪液質)(ウサギ)
概要
ウサギにおける代謝性の筋骨格系疾患。筋萎縮(悪液質)は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
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臨床徴候
成長不良、体重減少/肥満、被毛の悪化、無気力、骨格異常(MBD)、衰弱、繁殖障害、欠乏または過剰な栄養素に関連した臓器特異的徴候。
原因
ウサギにおける代謝性の筋骨格系疾患。筋萎縮(悪液質)は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
病態生理
ウサギにおける代謝性の筋骨格系疾患。筋萎縮(悪液質)は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
診断
筋萎縮(悪液質)(ウサギ)の診断は臨床徴候、詳細な病歴、身体検査に基づく。推奨される検査: 血液生化学検査 (Blood Chemistry Panel), 全血球計算 (CBC), 食事内容の評価 (Dietary Assessment), X線検査 (Radiography)。ウサギにおける類似の臨床徴候を呈する他疾患との鑑別が必要である。
治療
ウサギ筋萎縮/悪液質: ① 病態—原発疾患(腫瘍、慢性腎症、心疾患、慢性感染、歯科疾患、関節炎)に伴う筋蛋白分解・食欲不振→筋萎縮、体重減少、虚弱。② 確定: 詳細な身体検査(BCS<3/9、MCS<2/3)、CBC・生化学・尿検査、画像(X線・超音波)、歯科検査(草食種は必須—臼歯不正咬合スクリーニング)、心電図(必要時)。③ 原発疾患治療: 慢性腎症→輸液・リン制限、腫瘍→外科/化学療法、歯科疾患→歯冠調整、心疾患→循環管理。④ 栄養支持: シリンジ給餌(Critical Care、Recovery)50-90 mL/kg/日 × 3-4分割、高蛋白(草食種は良質チモシー+ペレット、肉食種は良質肉食フード)。⑤ 食欲刺激: ミルタザピン 0.5-1 mg/kg PO q24-48h(草食種では効果限定的)、シプロヘプタジン 0.1-0.5 mg/kg PO q12-24h。⑥ 鎮痛(疼痛性筋萎縮): メロキシカム 0.5-1.0 mg/kg PO q12-24h、ブプレノルフィン 0.01-0.05 mg/kg SC q8-12h。⑦ リハビリ: 適度な運動空間、抵抗運動(坂・斜面)、温熱療法。⑧ 体重トレンドのモニタリング(毎週測定)、写真記録で進行評価。支持療法(小型哺乳類): 等張輸液 80-100 mL/kg/日 SC/IV、保温(26-28℃)、シリンジ給餌(Critical Care/Recovery 50-90 mL/kg/日を3-4回分割)、メロキシカム 0.5-1.0 mg/kg PO q12-24h で疼痛・炎症管理。 ペニシリン系・セファロスポリン系の経口投与は腸内細菌叢を破壊し致死的になるため禁忌。
予防
ウサギにおける筋萎縮(悪液質)の予防には、ホルモン依存性腫瘍に対する早期避妊去勢手術(乳腺腫瘍・前立腺癌・精巣腫瘍・子宮腺癌・肛門腺癌等)が確立された予防策。発癌性物質への曝露回避(タバコの煙・農薬・タール・特定の合成樹脂)、適正体重維持、抗酸化物質を含むバランスの取れた食事、紫外線過剰曝露の回避が予防に寄与する。定期的健康診断(触診・画像診断・血液検査)による早期発見が最も実効性ある予防策。発癌性ウイルス予防(FeLV ワクチン)も重要。
予後
ウサギにおける筋萎縮(悪液質)の予後は組織型・悪性度・臨床ステージ・転移の有無・治療反応性により大きく異なる。確定診断(細胞診・病理組織検査)と病期診断(画像・所属リンパ節評価)に基づき、外科・化学療法・放射線療法を組み合わせた治療方針を決定する。早期診断・早期介入が予後改善の鍵となる。
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