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うさぎ (Rabbit) 感染症 緊急

腹膜炎

Peritonitis / 腹膜炎

概要

臓器穿孔、感染、手術合併症による腹膜の炎症です。

主な症状

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臨床徴候

ウサギにおける腹膜炎の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。

原因

ウサギにおける腹膜炎の原因: 創傷汚染、経口摂取、吸入、日和見的過剰増殖による細菌コロニー形成。ストレス、免疫抑制、不衛生、過密飼育、併発疾患が素因となる。

病態生理

ウサギの腹膜炎(ウサギ)は臨床的に重要な疾患で、病原体(細菌・ウイルス・真菌・原虫)の感染が直接的な原因であり、宿主の免疫力低下、過密飼育、不衛生な環境、慢性的ストレス、栄養不良、併発疾患が感染リスクを著しく増大させる。病態の進行は原因と宿主の免疫状態に依存する。早期発見・早期治療が予後改善の鍵。

診断

腹部触診で腹壁の緊張・疼痛反応を確認。腹部X線で腹腔内遊離ガス(消化管穿孔)・液体貯留を評価。腹部超音波で腹水の性状・量を確認。腹水穿刺で変性好中球・細菌の有無を細胞診で評価。血液検査で白血球増多(または重症時の白血球減少)・CRP上昇・電解質異常を確認。ウサギは急速にショックに陥るため、積極的な輸液・疼痛管理と併行して原因検索を行う。

治療

ウサギの腹膜炎は原因特定と対処のため緊急外科的介入が必要(消化管穿孔、子宮破裂、肝/脾膿瘍、術後縫合不全)。術前安定化: IV晶質液ボーラス(10 mL/kg 10-15分かけて、必要に応じて反復)でショック対策。広域抗菌薬併用: エンロフロキサシン10-20 mg/kg IV/SC q12h+メトロニダゾール20 mg/kg PO q12hで好気性/嫌気性菌をカバー。Injectable penicillin G 42,000-84,000 IU/kg SC q48hをパスツレラ・嫌気性菌カバーとして追加可(注射は安全 — 経口ペニシリンはウサギに絶対禁忌)。開腹探査術で温生理食塩水による腹腔洗浄(200-500 mL)。壊死組織デブリードマン、穿孔臓器の修復または切除。重度汚染時はオープンドレナージ(無菌包帯交換q12-24h)。疼痛管理: メロキシカム0.5-1.0 mg/kg SC q24h+ブプレノルフィン0.03-0.05 mg/kg SC q6-8h(積極的マルチモーダル鎮痛 — 腹膜炎は極めて疼痛性が高い)。消化管運動促進: メトクロプラミド0.5-1.0 mg/kg SC q6-8h(術後イレウスが一般的でGI stasisを悪化させる)。術後2-4時間以内にCritical Care(Oxbow)でシリンジ給餌 — ウサギは絶食禁忌。癒着形成・膿瘍再発・GI stasisをモニタリング。ウサギの膿瘍は犬猫と異なり厚いチーズ状膿を産生するため、単純ドレナージではなく被膜ごとの完全摘出が必要なことが多い。腹水細胞診と培養感受性試験で抗菌薬調整。参考文献: Harcourt-Brown (2002), Lennox (2008) J Exotic Pet Med.

予防

腹膜炎の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。

予後

腹膜炎の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。

関連する薬品

💊 エンロフロキサシン 💊 メトロニダゾール 💊 ペニシリンG 💊 メロキシカム 💊 ブプレノルフィン 💊 メトクロプラミド 💊 クリティカルケア(オックスボウ)

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