エンセファリトゾーン症 - 眼型
概要
Encephalitozoon cuniculi感染の眼症状で、古典的には若齢ウサギの水晶体起因性(phacoclastic)ぶどう膜炎。微胞子虫が発育中の水晶体に局在し、水晶体嚢が破裂すると隔離されていた水晶体蛋白が眼内に漏出して重度の肉芽腫性ぶどう膜炎を惹起し、しばしば白色の水晶体内/前房プラークを伴う。約3分の1が両側性となり、続発性緑内障・白内障を来しやすい。
主な症状
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原因
微胞子虫Encephalitozoon cuniculiが原因で、通常は先天性、または尿中に排出された胞子の経口摂取で感染する。虫体が水晶体に播種し、嚢破裂が水晶体起因性(phacoclastic)ぶどう膜炎を引き起こす。E. cuniculi血清学(IgG/IgM)と水晶体超音波が診断を支持する。
病態生理
E. cuniculiの胞子が発育中の水晶体に播種し、虫体が水晶体線維内で増殖して水晶体嚢が破裂する。破裂により通常は隔離されている水晶体蛋白が房水中へ放出され、異物として認識されて抗原駆動性(phacoclastic)の強い肉芽腫性ぶどう膜炎を惹起する。生じた炎症は虹彩後癒着・続発性白内障を形成し、房水流出を妨げて続発性緑内障を来す。抗寄生虫薬は胞子排出を減らし対側眼を保護しうるが、確立した水晶体損傷は不可逆で、炎症の制御には抗原性の水晶体物質の除去が必要となる。
治療
ウサギにおけるエンセファリトゾーン症 — 眼型の治療。典型的には水晶体崩壊性ぶどう膜炎として現れる(水晶体破裂+二次性肉芽腫性炎症)。若いウサギに最多(先天性感染、胞子の周囲に水晶体が発達)。【抗寄生虫薬】: フェンベンダゾール20 mg/kg PO q24h × 28日(胞子排出抑制、対側眼への波及予防 — 既存の水晶体損傷は不可逆)。【点眼治療】: 抗炎症: プレドニゾロン酢酸エステル1%点眼q6-8h。NSAID点眼: フルルビプロフェン0.03%またはジクロフェナク0.1% q8-12h。散瞳/毛様体麻痺: アトロピン1%点眼q12-24h(後癒着予防、注: ~30%にアトロピナーゼ — 頻回投与が必要な場合あり)。抗菌: クロラムフェニコール0.5%点眼q8h。【外科】: 水晶体超音波乳化吸引術 — 確立された水晶体崩壊性ぶどう膜炎のゴールドスタンダード。水晶体デブリ除去で炎症劇的改善。視力回復可能(無水晶体眼)。眼球摘出: 末期の疼痛眼(慢性緑内障、治療抵抗性ぶどう膜炎)。【全身抗炎症】: メロキシカム0.3-0.5 mg/kg PO q24h。【モニタリング】: 眼圧q2-4週(二次性緑内障リスク)。対側眼評価(~30%で両側性)。腎・神経学的モニタリング。参考文献: Harcourt-Brown (2002); Csokai et al. (2009); Kunzel et al. (2008). [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+メロンSOD+VitE+システイン(アスタアミノ処方)): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート。アスタキサンチン(カロテノイド系)+SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)が活性酸素種を消去。CKD・肝疾患・アトピー・ダニ媒介性感染症の酸化ストレス軽減、高齢動物の免疫機能維持に • NMNミトコンドリアアシスト (NMN+α-リポ酸+システイン+プロバイオティクス): 細胞エネルギー代謝・サーチュイン活性化・抗老化。NMN 5000mgがNAD+産生を促進→ミトコンドリア機能改善+サーチュイン(SIRT1-7)活性化。認知機能低下(CDS)、変性性脊髄症、慢性代謝疾患(糖尿病/クッシング)、加齢性臓器機能低下のサポートに
予防
エンセファリトゾーン症 - 眼型の予防には定期的な予防駆虫、環境衛生と糞便除去、新規動物の隔離・検査、ベクター防除、中間宿主や汚染環境への曝露回避が含まれる。
予後
エンセファリトゾーン症 - 眼型の予後: 原因により予後が大きく異なる。炎症性疾患は治療に反応する場合がある。変性性疾患は進行性で予後要注意〜不良。
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