胎仔遺残
概要
一匹以上の胎仔が分娩されず、胎仔の死亡、ミイラ化、敗血症に至ります。
主な症状
原因
ウサギにおける胎仔遺残の原因: 一匹以上の胎仔が分娩されず、胎仔の死亡、ミイラ化、敗血症に至ります。
病態生理
胎仔遺残はウサギにおける消化器疾患である。粘膜の完全性、運動性、分泌機能、またはマイクロバイオームバランスの障害を伴う。炎症により上皮バリアが損傷し、吸収不良、体液喪失、細菌トランスロケーションの可能性がある。運動障害(低運動性/うっ滞または亢進)により通過時間と消化効率が変化する。後腸発酵動物では盲腸/結腸フローラの破壊が致死的ディスバイオーシスと腸管毒素症を引き起こしうる。
治療
緊急安定化: 輸液療法(乳酸リンゲル液 10mL/kg/hr IV)、酸素補給。オキシトシン(1-2 IU/kg IM、15-30分間隔で最大3回)による排出促進を試みる。カルシウムグルコン酸(50-100mg/kg SC、10%溶液を希釈)で子宮収縮を補助。反応がない場合や敗血症徴候(発熱、膣排膿、ショック)がある場合は緊急帝王切開術/卵巣子宮摘出術を実施。抗菌薬(エンロフロキサシン 5-10mg/kg SC q12h + メトロニダゾール 20mg/kg PO q12h)。疼痛管理(ブプレノルフィン 0.03-0.05mg/kg SC q6-8h、メロキシカム 0.3-0.6mg/kg PO q24h)。術後の敗血症・DIC徴候をモニタリング。強制給餌と保温管理。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+SOD+VitE+システイン): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート • Booster & Relax (アダプトゲン+Bビタミン複合体): ウイルス後回復・内分泌疾患エネルギー補給・高齢期慢性疲労
予防
胎仔遺残の予防: 繁殖前評価で骨盤解剖をレントゲン確認。体重管理(BCS 3-4)。妊娠期のカルシウム十分摂取。分娩中の積極的モニタリング。胎仔数の確認。完全な胎盤排出の確認。膣排膿の監視。非繁殖メスはOVE推奨。
予後
胎仔遺残の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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