耳ポリープ
概要
外耳道または中耳の良性炎症性増殖物で、閉塞と二次感染を引き起こします。
主な症状
原因
ウサギにおける耳ポリープの原因: 外耳道または中耳の良性炎症性増殖物で、閉塞と二次感染を引き起こします。
病態生理
耳ポリープはウサギにおける消化器疾患である。粘膜の完全性、運動性、分泌機能、またはマイクロバイオームバランスの障害を伴う。炎症により上皮バリアが損傷し、吸収不良、体液喪失、細菌トランスロケーションの可能性がある。運動障害(低運動性/うっ滞または亢進)により通過時間と消化効率が変化する。後腸発酵動物では盲腸/結腸フローラの破壊が致死的ディスバイオーシスと腸管毒素症を引き起こしうる。
治療
ウサギにおける耳ポリープの治療: 全身麻酔下(イソフルラン/セボフルラン)での外科的摘出が第一選択。外耳道ポリープには牽引摘出(traction-avulsion)法。中耳ポリープは完全切除と再発防止のため鼓室胞骨切開術(VBO)が必要。術前に頭蓋X線またはCTで鼓室胞の関与を評価。周術期抗菌薬: エンロフロキサシン 10-20 mg/kg PO/SC q12h × 14-21日(経口ペニシリンは絶対禁忌 — 致死性腸内細菌叢破壊)。中耳浸出液の培養感受性に基づき調整。疼痛管理: メロキシカム 0.3-1.0 mg/kg PO/SC q24h × 7-14日 + ブプレノルフィン 0.01-0.05 mg/kg SC q6-8h 周術期。局所点耳薬: エンロフロキサシン含有点耳薬 q12h(術後二次感染予防)。GI stasis予防: 覚醒直後からチモシー牧草提供、食欲不振時は強制給餌、イレウス時はメトクロプラミド 0.5-1.0 mg/kg SC q6-8h。再発モニタリング: 耳鏡検査を術後1, 3, 6ヶ月で実施。慢性中耳炎の基礎疾患管理が再発予防に重要。不完全切除(特に鼓室胞内)は高い再発率。参考文献: Chow (2011) Vet Clin Exot Anim, Harcourt-Brown (2002).
予防
耳ポリープの予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。
予後
耳ポリープの予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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