耳血腫
Ear Haematoma (Aural Haematoma) / 耳血腫
概要
耳疾患に伴う頭振りや耳掻きにより、耳介の皮膚と軟骨間に血液が貯留する状態です。
主な症状
耳を掻く
耳の腫脹
耳の肥厚
頭を振る
原因
ウサギにおける耳血腫の原因: 耳疾患に伴う頭振りや耳掻きにより、耳介の皮膚と軟骨間に血液が貯留する状態です。
病態生理
耳血腫はウサギにおける腎・泌尿器疾患である。腎臓、尿管、膀胱、または尿道の構造的・機能的障害を伴う。腎疾患は糸球体濾過、尿細管再吸収・分泌、およびホルモン機能(エリスロポエチン、カルシトリオール、レニン)を障害する。進行性のネフロン喪失により高窒素血症、電解質異常、酸塩基障害が生じる。下部尿路疾患は閉塞、尿石症、上行感染を引き起こしうる。
治療
ウサギにおける耳血腫の治療: 血腫の穿刺吸引または外科的切開排液が第一選択。再貯留防止のためドレーン留置または縫合固定術(マットレス縫合)を実施。疼痛管理: メロキシカム0.3-0.6mg/kg PO/SC q24h + ブプレノルフィン0.01-0.05mg/kg SC q6-8h(術後48時間)。二次感染予防: エンロフロキサシン5-10mg/kg PO q12h × 7-10日。原因疾患(耳ダニ Psoroptes cuniculi、中耳炎等)の同時治療が必須: 耳ダニにはイベルメクチン0.2-0.4mg/kg SC 2週間隔 × 3回。耳道の洗浄と局所点耳薬。頭振りや耳掻きの原因除去なくして再発を繰り返す。
予防
耳血腫の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。
予後
耳血腫の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
関連する薬品
※ 薬品辞書で詳細な投与量・副作用情報を確認できます
その他の他の疾患(うさぎ)
VetDictでうさぎの鑑別診断を行う
症状チェッカーを使う関連する疾患
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。