中耳炎・内耳炎
概要
パスツレラの波及による中耳・内耳の細菌感染。前庭症状を引き起こします。
主な症状
原因
ウサギにおける中耳炎・内耳炎の原因: パスツレラの波及による中耳・内耳の細菌感染。前庭症状を引き起こします。
病態生理
中耳炎・内耳炎はウサギにおける細菌感染症である。病原菌は付着因子を通じて組織にコロニーを形成し、毒素産生、酵素分泌、免疫回避戦略などの病原性メカニズムを介して侵入する。好中球浸潤、サイトカイン放出、補体活性化を含む炎症カスケードが生じる。組織損傷は細菌の直接作用と宿主の炎症反応の両方に起因する。菌種と宿主の免疫状態に応じて、膿瘍形成、敗血症、または慢性肉芽腫性炎症が発生しうる。
治療
ウサギにおける中耳炎・内耳炎の治療: パスツレラ・マルトシダが最多原因菌。培養感受性に基づく長期全身抗菌薬(最低4-6週、しばしば8-12週): エンロフロキサシン10-20mg/kg PO/SC q12h(第一選択)、TMS 30mg/kg PO q12h、クロラムフェニコール50mg/kg PO q12h(耐性例)。アジスロマイシン15-30mg/kg PO q24hはウサギで安全(エリスロマイシンは致死的なので禁忌)。経口ペニシリン/リンコサミド系は絶対禁忌。前庭症状(斜頸、眼振、ローリング): メクリジン2-12mg/kg PO q12-24h。鎮痛: メロキシカム0.3-0.6mg/kg PO q24h。難治例の外科: 腹側鼓室胞切開術(VBO)—ウサギの鼓室胞は大きくアクセス良好。術前CTがX線より有用。E. cuniculiとの鑑別(血清学、フェンベンダゾール試験投与)。斜頸患者には強制給餌と高い位置の食器/水飲み。永続的な残存斜頸は多いがウサギは適応良好。参考: Harcourt-Brown (2002); Snook et al. (2013)。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+SOD+VitE+システイン): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート • Booster & Relax (アダプトゲン+Bビタミン複合体): ウイルス後回復・内分泌疾患エネルギー補給・高齢期慢性疲労
予防
中耳炎・内耳炎の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
中耳炎・内耳炎の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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