条虫症(瓜実条虫・エキノコックス)
概要
ノミや汚染獲物から感染する条虫で、エキノコックスは重大な人獣共通感染リスクがあります。
主な症状
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原因
Dipylidium caninum(最多):ノミ経由。Taenia属:生肉経由。Echinococcus multilocularis:北海道で重要(人獣共通感染症)。Echinococcus granulosus:世界的分布。
病態生理
Dipylidium:ノミ(中間宿主)を経口摂取→小腸で成虫化→片節が肛門から排出。Echinococcus multilocularis:げっ歯類捕食→犬の小腸で成虫化→糞便中に虫卵排出(人への感染源)。犬では無症状〜軽度の消化器症状。
治療
犬における条虫症(瓜実条虫・エキノコックス)の治療には、同定された寄生虫に応じた適切な駆虫薬が必要である。一部の駆虫薬は特定の種に有毒であるため、種に適した用量設定が重要である。全てのライフステージを排除するため複数回投与が必要な場合がある。環境消毒と接触動物の治療で再感染を防止する。貧血、脱水、栄養失調などの二次的合併症に対する支持療法を行う。
予防
ノミの徹底駆除(Dipylidium予防)、プラジカンテル含有駆虫薬の定期投与、生肉の非給餌、北海道ではエキノコックス定期検診。
予後
犬における条虫症(瓜実条虫・エキノコックス)の予後は寄生虫種・寄生数・宿主免疫状態・治療反応性により異なる。早期発見と適切な駆虫薬投与により多くの寄生虫症は良好な予後だが、重度感染・心血管寄生虫・血液寄生虫では治療反応が遅延する。再感染予防のための環境管理・媒介動物制御の継続が長期予後を左右する。免疫不全状態では治療抵抗性となるため、基礎疾患管理も並行する。
関連する薬品
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