ストラバイト尿石症(リン酸マグネシウムアンモニウム結石)
Struvite Urolithiasis / ストラバイト尿石症(リン酸マグネシウムアンモニウム結石)
概要
リン酸マグネシウムアンモニウム(ストラバイト)結石。犬では尿路感染(特にウレアーゼ産生菌)に続発することが多い。雌犬に多い。ミニチュアシュナウザー、シーズー、ビション・フリーゼに好発。
主な症状
blood urine
excessive urination
pain on touch
straining urinate
原因
尿路感染(ウレアーゼ産生菌)が最大の原因。アルカリ尿、高ミネラル食、飲水量不足も寄与。
病態生理
ウレアーゼ産生菌(Staphylococcus, Proteus等)の感染→尿素をアンモニア+CO₂に分解→尿pH上昇(アルカリ化)→マグネシウム・アンモニウム・リン酸が過飽和→ストラバイト結晶化→結石形成。犬では感染誘発型が主(猫とは異なる)。
治療
内科的溶解が可能(犬のストラバイト結石の大きな利点)。(1)適切な抗菌薬で尿路感染を治療(培養感受性試験に基づく)、(2)溶解食(Hill's s/d, Royal Canin S/O等)→2〜4週間で溶解開始、(3)溶解確認まで月1回のX線/超音波モニタリング、(4)結石消失後も2〜4週間の溶解食継続を推奨。大結石・尿道閉塞時は外科的摘出(膀胱切開術)。
予防
尿路感染の早期発見・治療。療法食(維持食)。十分な飲水量。定期的な尿培養検査。
予後
溶解食+感染治療で良好。再発予防の鍵は尿路感染の管理。適切な管理で再発率を低く抑えられる。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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