食道虫症
Spirocerca lupi Infection / 食道虫症
概要
食道に肉芽腫を形成する食道虫感染で、肉腫に変化する可能性があり、温暖な気候で流行します。
主な症状
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原因
Spirocerca lupi(食道虫)。中間宿主(糞虫)または待機宿主(トカゲ・カエル・鳥)の摂取。温暖な気候(中東・アフリカ・南米・東南アジア)で流行。日本での報告は少ないが輸入犬に注意。
病態生理
糞虫(中間宿主)摂取→L3幼虫が胃壁穿通→大動脈壁を経由して食道壁に到達→食道の肉芽腫形成→肉腫への悪性変化(食道線維肉腫/骨肉腫)。大動脈瘤・肥大性骨症の合併。
治療
犬における食道虫症の治療には、同定された寄生虫に応じた適切な駆虫薬が必要である。一部の駆虫薬は特定の種に有毒であるため、種に適した用量設定が重要である。全てのライフステージを排除するため複数回投与が必要な場合がある。環境消毒と接触動物の治療で再感染を防止する。貧血、脱水、栄養失調などの二次的合併症に対する支持療法を行う。
予防
流行地域でのドラメクチン/イベルメクチンの定期投与。内視鏡で食道内肉芽腫を確認・モニタリング。
予後
犬における食道虫症の予後は原因病態・脱水と電解質異常の程度・治療開始時期により異なる。早期診断と病態に応じた適切な治療・モニタリングにより多くの症例で良好な経過が期待できるが、進行例・合併症を伴う例では予後が悪化しうる。
関連する薬品
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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