回虫症(トキソカラ)
Roundworm Infection (Toxocara) / 回虫症(トキソカラ)
概要
子犬に多い腸管寄生虫で、腹部膨満を引き起こし、人獣共通感染のリスクがあります。
主な症状
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原因
Toxocara canis。経胎盤・経乳・糞口感染。虫卵は環境中で数年生存。子犬は出生時に既に感染していることが多い。人への感染(内臓/眼幼虫移行症)のリスクあり。
病態生理
経口感染→L2幼虫が腸管壁穿通→肝臓→肺(咳嗽の原因)→嚥下→小腸で成虫化。体内移行型(成犬では組織内休眠幼虫として存在)。大量感染→腸閉塞・腸穿孔のリスク。経胎盤感染で新生子犬に先天性感染。人獣共通(幼虫移行症)。
治療
犬における回虫症(トキソカラ)の治療には、同定された寄生虫に応じた適切な駆虫薬が必要である。一部の駆虫薬は特定の種に有毒であるため、種に適した用量設定が重要である。全てのライフステージを排除するため複数回投与が必要な場合がある。環境消毒と接触動物の治療で再感染を防止する。貧血、脱水、栄養失調などの二次的合併症に対する支持療法を行う。
予防
子犬は2週齢から2週間隔で8週齢まで駆虫、その後月1回の広域駆虫薬。妊娠犬のフェンベンダゾール投与(分娩前40日〜分娩後14日)。環境の糞便除去。
予後
犬における回虫症(トキソカラ)の予後は寄生虫種・寄生数・宿主免疫状態・治療反応性により異なる。早期発見と適切な駆虫薬投与により多くの寄生虫症は良好な予後だが、重度感染・心血管寄生虫・血液寄生虫では治療反応が遅延する。再感染予防のための環境管理・媒介動物制御の継続が長期予後を左右する。免疫不全状態では治療抵抗性となるため、基礎疾患管理も並行する。
関連する薬品
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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