ピレトリン・ペルメトリン中毒(犬)
概要
合成ピレスロイド系殺虫剤中毒。犬はP450酸化代謝が効率的なため猫より耐性あり(猫の10-100倍の差)。大量経口摂取(原液)または長時間皮膚接触で毒性発現。猫への適用が最重大緊急事態。
主な症状
原因
ペルメトリン・ピレトリン原液の経口摂取、高濃度製剤の長時間皮膚接触。
病態生理
ピレスロイドはNaチャネルを持続開口させ反復脱分極。I型(ペルメトリン)T症候群(振戦・流涎)、II型(シペルメトリン)CS症候群(舞踏病・流涎)。犬はP450・エステラーゼ代謝が猫より10-100倍効率的。
治療
脱汚染(入浴/催吐)→メトカルバモール55-220 mg/kg IV(振戦に第一選択)→ジアゼパム0.5-1 mg/kg IV(痙攣)→イントラリピッド20% 1.5 mL/kg IV(脂質救出療法:重症例)。体温管理が重要(>40℃で積極的冷却)。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+SOD+VitE+システイン): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート • MSM+アミノコンプリート (MSM+必須アミノ酸(BCAA中心)): 組織修復・筋肉維持・肝腎栄養サポート • NMNミトコンドリアアシスト (NMN+α-リポ酸+システイン+プロバイオティクス): 細胞エネルギー代謝・サーチュイン活性化・抗老化 • Booster & Relax (アダプトゲン+Bビタミン複合体): ウイルス後回復・内分泌疾患エネルギー補給・高齢期慢性疲労 ※MSM+アミノコンプリート: 重度肝・腎不全は蛋白負荷に留意
予防
ペルメトリン含有製品の適切な保管。処理エリアへの立入制限。猫用製品を猫に適用しない。
予後
良好。犬は猫より大幅に耐性があり、治療(メトカルバモール+体温管理)で24-72時間以内に回復が多い。脂質救出療法で重症例の予後改善。
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