線維肉腫
Fibrosarcoma / 線維肉腫
概要
結合組織の悪性腫瘍で、局所浸潤性が高く再発率も高いです。
主な症状
跛行(左前肢)
跛行(右前肢)
跛行(左後肢)
跛行(右後肢)
しこり・腫瘤
触ると痛がる
原因
原因不明。ゴールデンレトリーバー・大型犬に好発。中高齢犬。口腔の線維肉腫は犬の口腔腫瘍の第3位。ワクチン接種部位関連(猫では有名だが犬では稀)。
病態生理
線維芽細胞由来の悪性腫瘍→局所的に浸潤性の増殖→偽被膜を超えた微視的浸潤→不完全切除では高率に再発(60〜70%)。転移率は比較的低い(20〜30%)が、高グレードでは肺転移あり。口腔・四肢・体幹に好発。骨への浸潤もある。放射線誘発性線維肉腫(過去の放射線治療部位)の報告もある。
治療
Dogにおける線維肉腫の治療は腫瘍の種類、部位、病期に依存する。アクセス可能な固形腫瘍には十分なマージンを確保した外科的切除が第一選択である。全身性腫瘍、不完全切除、転移性疾患には化学療法が適応となりうる。放射線療法は局所的な腫瘍制御を提供できる。根治療法が困難な場合は疼痛管理、栄養サポート、QOL維持に焦点を当てた緩和ケアを行う。
予防
確実な予防法はない。しこりの早期発見・FNA→生検→広範囲切除(2〜3cm以上のマージン)。不完全切除後は追加手術または放射線療法。
予後
予後は腫瘍の種類、組織学的悪性度、臨床ステージ、転移の有無、治療への反応性により大きく異なる。良性腫瘍は完全切除により治癒が期待できるが、悪性腫瘍では早期発見・早期介入が生存期間を有意に延長させる。不完全切除例や高悪性度腫瘍では再発・転移のリスクが高く、定期的な経過観察と追加治療の検討が必要である。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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