軟骨肉腫
概要
軟骨の悪性腫瘍で、骨、鼻腔、または肋骨に発生することがあります。
主な症状
原因
原因不明。大型犬に多い。中高齢犬。鼻腔発生が最多(犬の鼻腔腫瘍の10%)、次いで肋骨・骨盤。骨肉腫との鑑別は生検(軟骨基質の存在)。
病態生理
軟骨細胞由来の悪性腫瘍→局所浸潤性の増殖→骨破壊。骨肉腫に次ぐ犬で2番目に多い原発性骨腫瘍。扁平骨(鼻腔・肋骨・骨盤)に好発(骨肉腫は四肢長骨に好発で対照的)。転移率は骨肉腫より低い(20〜30%)。
治療
Dogにおける軟骨肉腫の治療は腫瘍の種類、部位、病期に依存する。アクセス可能な固形腫瘍には十分なマージンを確保した外科的切除が第一選択である。全身性腫瘍、不完全切除、転移性疾患には化学療法が適応となりうる。放射線療法は局所的な腫瘍制御を提供できる。根治療法が困難な場合は疼痛管理、栄養サポート、QOL維持に焦点を当てた緩和ケアを行う。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • Protain (高品質タンパク質+コラーゲン前駆体): がん悪液質・術後筋肉維持・除脂肪体重保持 ※Protain: 重度肝・腎不全は蛋白負荷に留意
予防
確実な予防法はない。広範囲切除が治療の柱(鼻腔は放射線療法)。骨肉腫より緩徐な経過でMSTが長い(鼻腔型:放射線でMST 18〜24ヶ月)。
予後
予後は腫瘍の種類、組織学的悪性度、臨床ステージ、転移の有無、治療への反応性により大きく異なる。良性腫瘍は完全切除により治癒が期待できるが、悪性腫瘍では早期発見・早期介入が生存期間を有意に延長させる。不完全切除例や高悪性度腫瘍では再発・転移のリスクが高く、定期的な経過観察と追加治療の検討が必要である。
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