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犬 (Dog) その他 軽度

汎骨炎(成長痛)

Panosteitis / 汎骨炎(成長痛)

概要

成長期の大型犬の長骨に起こる自己限定的な炎症で、移動性の跛行を引き起こします。

主な症状

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原因

原因不明。急速な骨成長に伴う骨髄内血管の変化・ストレスが疑われる。大型犬・超大型犬の雄犬(5〜18ヶ月齢)に好発:ジャーマンシェパード(最多)、バセットハウンド、ゴールデン、ラブラドール。遺伝的素因あり。骨肉腫との鑑別が重要。

病態生理

長骨骨幹部の骨髄腔内の炎症→骨内膜の肥厚・骨髄浮腫→骨膜の刺激→深部骨痛。移動性跛行(shifting lameness)が特徴的:日によって異なる肢が跛行する。X線で骨髄腔内の不透過性亢進(骨幹部の雲状影)。自己限定的で通常2〜5ヶ月齢〜18ヶ月齢の間に発症し、2歳までに自然治癒。

治療

自己限定性疾患。NSAIDs(カルプロフェン2.2 mg/kg PO q12h)で疼痛管理。ガバペンチン併用(5-10 mg/kg PO q8h)。運動制限。通常1-2ヶ月で自然寛解するが多肢に跛行が移行する(shifting leg lameness)。再発あり。5-12ヶ月齢の大型犬(特にジャーマンシェパード)に好発。X線で骨髄腔の骨硬化。

予防

確実な予防法はない。自己限定的疾患のため対症療法(NSAIDs)で疼痛管理。過度の安静は不要。骨肉腫との鑑別のため経過観察が重要(通常は数週間で自然寛解)。

予後

犬における汎骨炎(成長痛)の予後は病原体の毒力・宿主免疫状態・治療開始時期・基礎疾患の有無により大きく異なる。早期診断と適切な抗病原体療法・支持療法により多くの感染症は良好な予後となる。宿主の免疫抑制・若齢・高齢・多臓器不全併発例は予後不良となりうる。再発・慢性化・薬剤耐性発現も予後に影響する重要因子である。

関連する薬品

💊 メロキシカム 💊 ガバペンチン

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