銅蓄積性肝症
概要
肝臓への過剰な銅蓄積により肝炎を引き起こします。
主な症状
原因
遺伝性:ベドリントンテリア(COMMD1)、ラブラドール、ドーベルマン、WHWT。食事性の銅過剰も一因(高銅食の長期給餌)。肝生検で銅定量が確定診断(>400μg/g乾重量で異常)。
病態生理
銅排泄の遺伝的障害→肝細胞内への銅蓄積→フリーラジカル産生→肝細胞壊死→慢性肝炎→肝硬変。COMMD1(ベドリントンテリア)、ATP7B類似遺伝子の変異。急性の銅放出→急性溶血性発作。
治療
銅キレート剤:D-ペニシラミン 10-15 mg/kg PO q12h(空腹時)。トリエンチン 10-15 mg/kg PO q12h(代替)。銅吸収阻害:酢酸亜鉛/グルコン酸亜鉛 元素亜鉛 10 mg/kg/日 PO(メタロチオネイン誘導)。肝保護:ウルソデオキシコール酸 10-15 mg/kg/日 PO、SAMe 20 mg/kg/日、ビタミンE 10 IU/kg/日。低銅食(レバー・貝類・内臓肉回避)。肝生検 Cu>400 μg/g DWで確定診断。6-12ヶ月ごとに肝生検で銅濃度をモニタ。好発:ベドリントンテリア、ラブラドール、ドーベルマン。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+SOD+VitE+システイン): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート • MSM+アミノコンプリート (MSM+必須アミノ酸(BCAA中心)): 組織修復・筋肉維持・肝腎栄養サポート • NMNミトコンドリアアシスト (NMN+α-リポ酸+システイン+プロバイオティクス): 細胞エネルギー代謝・サーチュイン活性化・抗老化 ※MSM+アミノコンプリート: 重度肝・腎不全は蛋白負荷に留意
予防
好発犬種のCOMMD1遺伝子検査。銅制限食(低銅+亜鉛サプリ)。D-ペニシラミン(銅キレート剤)。定期的な肝酵素・肝生検モニタリング。
予後
予後は寄生虫の種類、感染負荷量、宿主の全身状態、治療への反応性に依存する。多くの寄生虫感染は適切な駆虫薬投与により良好な予後が期待できる。重度の感染(大量寄生・臓器移行症)では臓器障害が残存する場合がある。フィラリア症など心血管系に影響する寄生虫では長期的な合併症管理が必要となる。再感染予防が長期的予後改善の鍵である。
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