猫慢性膵炎
概要
慢性のくすぶり型膵炎で、不顕性のことが多くIBDや胆管炎と併発します(三臓器炎)。
主な症状
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原因
猫における猫慢性膵炎の原因: 慢性のくすぶり型膵炎で、不顕性のことが多くIBDや胆管炎と併発します(三臓器炎)。
病態生理
膵腺房内での消化酵素の早期活性化による膵自己消化が基本病態だが、猫では低悪性度の慢性間質性炎症が多く、食欲不振・元気消失・体重減少といった非特異的徴候を呈する。解剖学的に膵管と総胆管が共通開口するため、炎症が胆管系・肝臓・小腸へ波及してtriaditisを形成しやすい。慢性化に伴い膵線維化・萎縮が進行し、外分泌不全や糖尿病を続発する。重症急性例では膵周囲脂肪織炎・全身性炎症・DICを伴う。
治療
猫慢性膵炎の治療は長期管理。低脂肪で消化の良い食事。疼痛管理:ガバペンチン(5-10 mg/kg PO q12h)慢性痛に、ブプレノルフィン(急性増悪時)。制吐薬:マロピタント。食欲増進:ミルタザピン(1.88 mg/cat PO q48h)。膵酵素補充(パンクレアチン)は猫でも有効な場合あり。三臓器炎(膵炎+IBD+胆管炎)の評価と同時治療。コバラミン補充。fPLIで定期モニタリング。ステロイド(プレドニゾロン)はIBD合併時に。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • CPパウダー (プレバイオ+プロバイオ+サイリウム): 腸内細菌叢正常化・腸管バリア強化・腸腎連関サポート。サイリウム(水溶性繊維)が腸管運動を促進+プレバイオティクスが有益菌(Lactobacillus/Bifidobacterium)の増殖を支援。IBD、慢性腸症、抗菌薬関連dysbiosis、CKDの尿毒素軽減(インドキシル硫酸低減)に • カミデミルク (消化吸収しやすい流動性栄養): 食欲不振・クリティカルケア・経管栄養。消化吸収しやすい流動性栄養で、肝リピドーシス予防(猫/ウサギ)、パルボウイルス回復期、膵炎の低脂肪栄養、巨大食道症の経口流動食、新生子の人工哺乳補助に ※CPパウダー: 完全腸閉塞は禁忌 ※カミデミルク: 完全腸閉塞は禁忌; 重症膵炎は低脂肪配合
予防
猫慢性膵炎の予防にはワクチン接種(利用可能な場合)、新規・病気動物の隔離、厳格なバイオセキュリティ対策、適切な消毒プロトコル、既知のキャリアや汚染環境との接触回避が含まれる。
予後
猫慢性膵炎の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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