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インコ (Parakeet) 腫瘍 重度

セキセイインコ下垂体腺腫

Budgerigar Pituitary Adenoma / セキセイインコ下垂体腺腫

概要

高齢セキセイインコに比較的多い下垂体腺腫で、ホルモン異常と神経症状を引き起こす。

主な症状

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臨床徴候

インコにおけるセキセイインコ下垂体腺腫の臨床徴候は罹患臓器と腫瘍の種類により多様。一般的所見: 進行性の腫瘤形成・体重減少・食欲不振・元気消失・貧血。体表腫瘤では触知可能な腫脹・疼痛を、内臓腫瘍では腹部膨満・嘔吐・下痢・呼吸困難・リンパ節腫大などの非特異的症状を呈する。傍腫瘍症候群として高カルシウム血症(リンパ腫・肛門周囲腺癌)や低血糖(インスリノーマ)を合併することがある。

原因

インコにおけるセキセイインコ下垂体腺腫の原因: 高齢セキセイインコに比較的多い下垂体腺腫で、ホルモン異常と神経症状を引き起こす。

病態生理

セキセイインコ下垂体腺腫はインコにおける腫瘍性疾患である。癌遺伝子、腫瘍抑制遺伝子、DNA修復機構における遺伝子変異の蓄積により腫瘍性形質転換が生じる。制御不能な細胞増殖により腫瘍が形成され、局所組織への浸潤・破壊の可能性がある。悪性腫瘍はリンパ行性または血行性に転移しうる。高カルシウム血症、悪液質、免疫調節障害などの腫瘍随伴症候群が原発腫瘍に伴い、罹患率に寄与することがある。

診断

神経学的検査で視力障害・失明(視神経交叉圧迫)・多飲多尿(下垂体後葉障害)を評価。頭部CT/MRIで下垂体腫瘤を検出し大きさ・周囲組織への浸潤を描出。CBC・生化学で内分泌異常を検索。肥満・羽毛変化(エストロゲン過剰時の蝋膜色変化)を確認。インコ類ではセキセイインコの下垂体腺腫は比較的多い頭蓋内腫瘍であり、視神経交叉圧迫による失明が最も一般的な初発症状。確定診断にはCT/MRIが必要であるが、小型鳥類では設備・麻酔リスクの制約がある。予後は不良で対症療法が中心となる。

治療

外科的切除は不可能—セキセイインコで下垂体は到達不能。治療は緩和的。生殖ホルモン過剰が確認された場合GnRHアゴニスト(デスロレリン4.7 mg SCインプラント)。プロラクチン分泌腺腫にはカベルゴリンまたはブロモクリプチン(ドパミン作動薬)—哺乳類プロトコルから外挿した投与量(0.01-0.02 mg/kg PO q12-24h、鳥類データ限定的)。メロキシカム0.5-1 mg/kg PO q12-24hで腫瘤効果による疼痛管理。多飲多尿の管理: 常時水へのアクセス確保、尿酸の性状モニタリング。視交叉圧迫による視力喪失: 盲目鳥用ケージ環境改善(止まり木配置の一定化、配置変更禁止)。神経症状(旋回、斜頸): ガバペンチン10-15 mg/kg PO q8-12hで神経因性疼痛管理。体重を毎週モニタリング。5歳以上のセキセイインコで最も一般的なCNS腫瘍—剖検での報告発生率10-25%。予後は要注意〜不良、数週間〜数ヶ月かけて緩徐に進行。QOL悪化時(摂食不能、持続性痙攣、重度神経学的障害)は安楽死を検討。

予防

セキセイインコ下垂体腺腫の予防は限定的であるが、ホルモン依存性腫瘍軽減のための避妊・去勢手術、既知の発癌物質の回避、早期発見のための定期健診、適正体型の維持、該当する場合は遺伝的素因軽減のための責任ある繁殖が含まれる。

予後

セキセイインコ下垂体腺腫の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。

関連する薬品

💊 メロキシカム 💊 ガバペンチン 💊 デスロレリン

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