歯科膿瘍(Rabbit)
概要
ウサギにおける細菌性の歯科/口腔疾患。歯科膿瘍は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
原因
ウサギにおける細菌性の歯科/口腔疾患。歯科膿瘍は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
病態生理
ウサギにおける細菌性の歯科/口腔疾患。歯科膿瘍は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
治療
外科的排膿+デブリードマンが治療の柱。全身麻酔下で膿瘍壁ごと可能な限り完全切除。ウサギの膿瘍は「クリーム状」の固い膿(犬猫と異なる)— 単純な切開排膿では治癒しにくい。原因歯の抜歯が必須(根尖膿瘍の場合)。歯科X線で根尖病変を確認。創部洗浄:生理食塩水またはクロルヘキシジン0.05%。抗菌薬ビーズ充填(AIPMMA — 抗菌薬含浸ポリメチルメタクリレート)が有効。全身抗菌薬:エンロフロキサシン(5-10 mg/kg PO/SC q12h)+メトロニダゾール(20 mg/kg PO q12h)の併用が第一選択。ペニシリン系(プロカインペニシリンG 42,000-84,000 IU/kg SC q24-48h)は嫌気性菌に有効だがPO投与は禁忌(致死性腸内細菌叢崩壊)。疼痛管理:メロキシカム(0.3-0.5 mg/kg PO/SC q24h)+ブプレノルフィン(0.01-0.05 mg/kg SC q6-8h)。治療期間:数週間〜数ヶ月。再発率高い。参考文献: Harcourt-Brown FM. J Exotic Pet Med 2006; Tyrrell KL et al. JVIM 2002.
予防
適切なワクチネーションプログラムの実施、衛生的な飼育環境の維持、新規導入動物の検疫期間の設定が基本的予防策である。過密飼育の回避、適切な栄養管理による免疫力の維持、ストレス軽減も重要である。感染動物との接触を避け、汚染された器具や環境の消毒を徹底する。定期的な健康診断による早期発見と早期治療が蔓延防止に不可欠である。
予後
予後は病原体の種類、感染の重症度、宿主の免疫状態、治療開始の時期に大きく依存する。早期に適切な抗微生物療法が開始されれば多くの感染症で良好な転帰が期待できる。免疫抑制状態の動物や重度の敗血症を呈する症例では予後不良となりうる。慢性感染では完治が困難な場合があり、長期的な管理と再発防止策が必要となる。
関連する薬品
※ 薬品辞書で詳細な投与量・副作用情報を確認できます
感染症の他の疾患(うさぎ)
VetDictでうさぎの鑑別診断を行う
症状チェッカーを使う関連する疾患
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。