門脈体循環シャント
概要
肝臓を迂回する異常な血管接続で肝性脳症を引き起こします。
主な症状
原因
先天性(ヨークシャーテリア・マルチーズ・シーズーに好発)。後天性:慢性肝疾患・門脈圧亢進。血清胆汁酸検査でスクリーニング。
病態生理
門脈血が肝臓を迂回→アンモニア等の毒素が全身循環→高アンモニア血症→肝性脳症。先天性(肝外性:小型犬、肝内性:大型犬)と後天性(慢性肝疾患に続発)に分類。
治療
内科管理:低蛋白食、ラクツロース(0.5 mL/kg PO q8-12h)、メトロニダゾール(7.5 mg/kg PO q12h)。外科:アメロイドコンストリクターまたはセロファンバンディングによる緩徐閉鎖。完全結紮は門脈圧亢進リスク。CT血管造影で術前評価。好発:ヨークシャーテリア、マルチーズ(肝外)。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • MSM+アミノコンプリート (MSM+必須アミノ酸(BCAA中心)): 組織修復・筋肉維持・肝腎栄養サポート • NMNミトコンドリアアシスト (NMN+α-リポ酸+システイン+プロバイオティクス): 細胞エネルギー代謝・サーチュイン活性化・抗老化 • CPパウダー (プレバイオ+プロバイオ+サイリウム): 腸内細菌叢正常化・腸管バリア強化・腸腎連関 • カミデミルク (消化吸収しやすい流動性栄養): 食欲不振・クリティカルケア・経管栄養 ※MSM+アミノコンプリート: 重度肝・腎不全は蛋白負荷に留意 ※CPパウダー: 完全腸閉塞は禁忌 ※カミデミルク: 完全腸閉塞は禁忌; 重症膵炎は低脂肪配合
予防
好発犬種の繁殖管理。先天性は外科的閉鎖(ameroid constrictor)。後天性は低蛋白食+ラクツロースで内科管理。
予後
予後は異常の種類と重症度により著しく異なる。軽度の形態異常は外科的矯正により正常な生活が可能であるが、重度の多臓器奇形では生存率が低い。早期診断と適切な介入により機能的予後を改善できる症例が多い。遺伝性疾患では進行性の経過をたどるものもあり、長期的なモニタリングと支持療法が生活の質の維持に重要である。
関連する薬品
※ 薬品辞書で詳細な投与量・副作用情報を確認できます
消化器の他の疾患(犬)
VetDictで犬の鑑別診断を行う
症状チェッカーを使う関連する疾患
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。