多発性筋炎
概要
複数の骨格筋の免疫介在性炎症で、全身性の衰弱と筋肉痛を引き起こします。
主な症状
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原因
免疫介在性(最多)、感染性(Toxoplasma・Neospora・Hepatozoon)、腫瘍随伴性(胸腺腫)。ジャーマンシェパード・ニューファンドランドに報告多い。筋生検で壊死性/炎症性筋障害を確認。
病態生理
骨格筋全般の免疫介在性炎症→筋線維の壊死→CK(クレアチンキナーゼ)の著明な上昇→全身性筋力低下・筋痛・運動不耐性。食道筋にも波及→巨大食道症(誤嚥性肺炎のリスク)。一部は腫瘍随伴性(胸腺腫・リンパ腫関連)。
治療
免疫抑制:プレドニゾロン(2 mg/kg PO q12h→漸減3-6ヶ月)。MMF/アザチオプリン不応例に。CK値でモニタリング。筋生検+EMGで確定。咬筋筋炎(masticatory muscle myositis)は2M抗体検査。基礎疾患除外(腫瘍随伴性、感染性 — トキソプラズマ、ネオスポーラ)。好発:大型犬。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+メロンSOD+VitE+システイン(アスタアミノ処方)): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート。アスタキサンチン(カロテノイド系)+SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)が活性酸素種を消去。CKD・肝疾患・アトピー・ダニ媒介性感染症の酸化ストレス軽減、高齢動物の免疫機能維持に • MSM+アミノコンプリート (MSM+必須アミノ酸(BCAA中心)): 組織修復・筋肉維持・肝腎栄養サポート。BCAA(分岐鎖アミノ酸)が筋蛋白合成を促進+MSMが結合組織の修復をサポート。術後回復、骨折治癒、CKD/肝疾患の筋肉量維持、競走馬・スポーツ犬の運動器サポートに • Booster & Relax (アダプトゲン+Bビタミン複合体): ウイルス後回復・内分泌疾患エネルギー補給・高齢期慢性疲労。アダプトゲン(ストレス適応促進)+Bビタミン複合体がエネルギー代謝と副腎機能をサポート。パルボ/ジステンパー回復期、甲状腺機能低下症/アジソン病の倦怠感、ダニ媒介性感染症回復期のエネルギー補給に ※MSM+アミノコンプリート: 重度肝・腎不全は蛋白負荷に留意
予防
基礎疾患(感染症・腫瘍)の検索。免疫抑制療法(プレドニゾロン+アザチオプリン)。食道の併発に注意(立位給餌)。
予後
犬における多発性筋炎の予後は基礎病態・治療時期・併存疾患により異なる。早期診断と適切な治療介入により多くの症例で良好な予後が期待される。継続的なモニタリングと飼育環境管理が長期予後改善に重要である。重症例・進行例・基礎疾患合併例では予後が悪化することがある。
関連する薬品
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