外眼筋炎
概要
外眼筋の免疫介在性炎症です。
主な症状
原因
免疫介在性。ゴールデンレトリーバーに好発との報告。両側性の眼球突出で来院。眼窩腫瘍・眼窩膿瘍との鑑別が重要(MRI/CT)。
病態生理
外眼筋の2M線維への自己免疫反応→急性期:両側性眼球突出・結膜充血(筋腫脹による)。慢性期:外眼筋の線維化→眼球運動制限・斜視。咀嚼筋炎と類似の免疫機序だが侵される筋が異なる。
治療
免疫介在性の外眼筋炎で、免疫抑制量プレドニゾロン(2 mg/kg PO q12h)で治療開始。急性期は両側性眼球突出+結膜充血が特徴的。3-6ヶ月かけて漸減し、再発を防ぐため最低有効量で長期維持。ステロイド漸減時にアザチオプリン(2 mg/kg PO q24h→安定後q48h)を併用しステロイドスペアリング。再発率が高く(50%以上)、繰り返す炎症で外眼筋の線維化・眼球陥没に進行する症例あり。CT/MRIで外眼筋の両側性腫大・造影増強を確認(咀嚼筋炎との鑑別が重要)。好発:若齢ゴールデンレトリバー。2E抗体(外眼筋特異的抗体)検査が診断補助。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+SOD+VitE+システイン): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート • MSM+アミノコンプリート (MSM+必須アミノ酸(BCAA中心)): 組織修復・筋肉維持・肝腎栄養サポート ※MSM+アミノコンプリート: 重度肝・腎不全は蛋白負荷に留意
予防
プレドニゾロンで反応良好。早期治療が線維化予防に重要。
予後
予後は罹患臓器、疾患の重症度、治療への反応性により異なる。多くの自己免疫疾患は免疫抑制療法により寛解導入が可能であるが、完治は稀であり生涯にわたる管理が必要となることが多い。再燃のリスクは常に存在し、薬物の漸減過程で注意深いモニタリングが不可欠である。早期の積極的治療介入が臓器障害の不可逆的進行を防止する。
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