乾性角結膜炎(ドライアイ)
Keratoconjunctivitis Sicca (Dry Eye) / 乾性角結膜炎(ドライアイ)
概要
涙液分泌不足による慢性的な眼の刺激・分泌物・角膜障害のリスクがあります。
主な症状
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原因
免疫介在性(最多、約80%)、薬剤性(サルファ剤・エトドラク)、神経性(顔面神経麻痺)、先天性、内分泌性(甲状腺機能低下症)、CDV後遺症。好発:コッカースパニエル、ブルドッグ、シーズー、WHWT。
病態生理
涙腺の免疫介在性破壊(最多)→涙液分泌低下(STT<15mm/min)→眼表面の乾燥→角膜上皮の角化・色素沈着→粘液膿性分泌物の蓄積→二次細菌感染・角膜潰瘍のリスク上昇。
治療
免疫介在性が最多。シクロスポリン0.2%点眼(オプティミューン q12h)が第一選択で涙液分泌を回復。タクロリムス0.03%点眼(q12h)はシクロスポリン不応例に(より強力な免疫抑制)。人工涙液(ヒアルロン酸含有 q2-6h)で角膜保護。感染合併時は抗菌点眼(オフロキサシン)。角膜潰瘍合併時の管理。STT(シルマー涙液試験)<15 mm/min で疑い、<10 mm/min で確定。治療反応は2-4週で評価。涙腺は回復可能だが生涯治療が多い。好発:コッカースパニエル、ブルドッグ、シーズー、ウェスティ。耳下腺管移植術(parotid duct transposition)は薬物不応例の外科的選択。
予防
好発犬種では定期的なSTT(シルマー涙液試験)によるスクリーニング。サルファ剤等の起因薬剤の慎重投与。早期発見・治療開始が角膜障害予防の鍵。
予後
犬における乾性角結膜炎(ドライアイ)の予後は原因に応じた治療で概ね良好。
関連する薬品
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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