猫尿管狭窄
概要
過去の閉塞・手術・炎症による尿管狭窄で、水腎症を引き起こします。
主な症状
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臨床徴候
猫尿管狭窄の臨床徴候は病態と進行段階により異なる。慢性腎臓病: 多飲多尿・体重減少・食欲不振・嘔吐・口臭・脱水(早期は無症候)。急性腎障害: 無尿/乏尿・嘔吐・元気消失・電解質異常。下部尿路疾患(FLUTD/FIC): 頻尿・排尿困難・血尿・排尿時痛・不適切排尿、雄では尿閉(緊急)。尿路感染: 頻尿・血尿・濁尿・発熱(腎盂腎炎時)。
原因
猫における猫尿管狭窄の原因: 過去の閉塞・手術・炎症による尿管狭窄で、水腎症を引き起こします。
病態生理
猫尿管狭窄は猫における腎・泌尿器疾患である。腎臓、尿管、膀胱、または尿道の構造的・機能的障害を伴う。腎疾患は糸球体濾過、尿細管再吸収・分泌、およびホルモン機能(エリスロポエチン、カルシトリオール、レニン)を障害する。進行性のネフロン喪失により高窒素血症、電解質異常、酸塩基障害が生じる。下部尿路疾患は閉塞、尿石症、上行感染を引き起こしうる。
診断
猫尿管狭窄の診断は、水腎症・腎盂拡張を呈する猫での画像検査が中心となる。腹部超音波で腎盂拡張と尿管拡張を確認し、狭窄部位を同定する。CT造影(排泄性尿路造影)で狭窄部位・長さ・両側性を評価し、尿管結石との鑑別を行う。血液検査でBUN/クレアチニン/SDMA上昇、高カリウム血症を評価する。尿検査で血尿・蛋白尿を確認する。手術歴(避妊手術時の医原性尿管損傷)や尿管結石処置歴の聴取が重要である。順行性腎盂造影で機能的閉塞の程度を評価する。両側性狭窄による閉塞性腎不全は緊急であり、SUBシステム(皮下尿管バイパス)設置を検討する。
治療
1) 内科安定化: 輸液療法で高窒素血症補正、電解質バランス維持。2) 外科治療: 尿管バイパスデバイス(SUBシステム)留置が猫では第一選択、または尿管再吻合術。3) 尿管ステント留置(ステント移動リスクあり)。4) 鎮痛: ブプレノルフィン0.01-0.02mg/kg 口腔粘膜 q6-8h。5) 制吐: マロピタント1mg/kg SC q24h。6) 術後は腎値(BUN/Cre)と超音波で腎盂拡張の経過を定期モニタリング。片側性で対側腎が正常なら腎摘出も選択肢。
予防
猫尿管狭窄の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。
予後
猫尿管狭窄の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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