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猫 (Cat) 感染症 緊急

猫汎白血球減少症

Feline Panleukopenia (Feline Distemper) / 猫汎白血球減少症

概要

ワクチン未接種の子猫で特に致死率が高い、高度に伝染性のパルボウイルス感染症です。

主な症状

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原因

猫における猫汎白血球減少症の原因: ワクチン未接種の子猫で特に致死率が高い、高度に伝染性のパルボウイルス感染症です。

病態生理

猫汎白血球減少症(FPV/猫パルボウイルス)はパルボウイルス科の小型一本鎖DNAウイルスによる致死率の高い全身性感染症。ウイルスは急速に分裂する細胞に親和性があり、骨髄造血前駆細胞→汎白血球減少症(WBC<2000/μL)、腸管陰窩上皮→腸管絨毛萎縮・壊死→出血性下痢→脱水・敗血症、妊娠中/新生子猫の小脳プルキンエ細胞→小脳低形成(cerebellar hypoplasia)を引き起こす。環境中で極めて安定(室温で1年以上感染力維持)で、通常の消毒では除去困難。ワクチン未接種の子猫(3-5ヶ月齢、移行抗体消失後)が最も脆弱 (Truyen U et al. JFMS 2009;11:538-546)。

治療

猫汎白血球減少症(FPV)の治療(緊急、特に子猫): ① 入院・厳重な隔離(パルボウイルスは環境中で1年以上生存、漂白剤1:32必須)。② 積極的輸液療法: 等張晶質液で脱水補正(5-12%)+ 維持量 + 継続損失分。重度脱水ではコロイド(ヘタスターチ 5-10 mL/kg/日)併用。③ 制吐剤: マロピタント 1 mg/kg IV/SC q24h、オンダンセトロン 0.5 mg/kg IV q8-12h。④ 二次性敗血症予防: アンピシリン/サルバクタム 22 mg/kg IV q8h ± エンロフロキサシン 5 mg/kg IV q24h(好中球減少時、ただし成長軟骨への影響に注意)。⑤ 低血糖補正: 50%デキストロース 0.5 mL/kg IV ボーラス、その後 2.5-5% デキストロース CRI。⑥ 重症例: 血漿輸血 6-10 mL/kg(凝固障害・低Alb)、組換え猫インターフェロンω (生存率改善エビデンス、入手可能な地域で)。⑦ 早期経腸栄養(嘔吐管理後24時間以内)。予防はFVRCPコアワクチンが最重要。AAFP Vaccination Guidelines 2020参照。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • Booster & Relax (アダプトゲン+Bビタミン複合体): ウイルス後回復・内分泌疾患エネルギー補給・高齢期慢性疲労。アダプトゲン(ストレス適応促進)+Bビタミン複合体がエネルギー代謝と副腎機能をサポート。パルボ/ジステンパー回復期、甲状腺機能低下症/アジソン病の倦怠感、ダニ媒介性感染症回復期のエネルギー補給に • カミデミルク (消化吸収しやすい流動性栄養): 食欲不振・クリティカルケア・経管栄養。消化吸収しやすい流動性栄養で、肝リピドーシス予防(猫/ウサギ)、パルボウイルス回復期、膵炎の低脂肪栄養、巨大食道症の経口流動食、新生子の人工哺乳補助に ※カミデミルク: 完全腸閉塞は禁忌; 重症膵炎は低脂肪配合

予防

猫汎白血球減少症の予防にはワクチン接種(利用可能な場合)、新規・病気動物の隔離、厳格なバイオセキュリティ対策、適切な消毒プロトコル、既知のキャリアや汚染環境との接触回避が含まれる。

予後

猫汎白血球減少症の予後: ウイルスの種類と宿主の免疫状態による。ワクチン予防可能な疾患は予防が最善。支持療法で多くが回復可能。

関連する薬品

💊 アモキシシリン 💊 アモキシシリン・クラブラン酸 💊 エンロフロキサシン 💊 アンピシリン 💊 ブプレノルフィン 💊 オンダンセトロン

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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
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