バルトネラ症
概要
ノミを介して伝播する細菌感染症で、猫は無症状のキャリアであることが多いです。
主な症状
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原因
猫におけるバルトネラ症の原因: ノミを介して伝播する細菌感染症で、猫は無症状のキャリアであることが多いです。
病態生理
バルトネラ症はBartonella henselae(グラム陰性桿菌)による感染症で、猫はリザーバー宿主(保菌動物)として重要な役割を果たす。ノミ(Ctenocephalides felis)の糞便中に排出された菌がノミ刺咬部の掻破創から猫に侵入し、赤血球内に寄生→無症候性菌血症が数ヶ月〜数年間持続する。猫自体は多くの場合無症候性だが、免疫不全猫では発熱、リンパ節腫大、口内炎、眼内炎(前部ぶどう膜炎)を呈することがある。猫心内膜炎の最重要原因菌でもある。【人獣共通感染症】猫の咬傷・掻傷からヒトに感染し「猫ひっかき病(CSD)」を引き起こす (Chomel BB et al. Clin Microbiol Rev 2006;19:489-500; Breitschwerdt EB. JVIM 2008;22:6-20)。
治療
猫におけるバルトネラ症の治療には、可能であれば培養感受性試験に基づく標的抗菌薬療法が必要である。結果待ちの間は経験的広域抗菌薬を開始する。抗菌薬治療期間は感染の排除と耐性予防に十分な期間とする。膿瘍や壊死組織には外科的排膿またはデブリードマンが必要な場合がある。支持療法として輸液、鎮痛薬、抗炎症薬、栄養サポートを行う。
予防
バルトネラ症の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
バルトネラ症の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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