💊 アムロジピン
Amlodipine / アムロジピン
作用機序
カルシウムチャネル遮断薬(ジヒドロピリジン系)。動脈血管拡張薬。血圧を低下させる。
Calcium channel blocker (dihydropyridine); arterial vasodilator, reduces blood pressure.
動物種別 投与量
| 動物種 | 安全性 | 用量 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 犬 Dog |
✓ 可 | 0.05-0.2 mg/kg 経口 24時間毎(0.05-0.1 mg/kgから開始し血圧で漸増)。犬ではアムロジピン単剤はRAASを活性化するため、単独ではなくACE阻害薬またはテルミサルタンとの併用が推奨(ACVIM 2018 高血圧コンセンサス)。 | 用量変更のたびに1-2週後に血圧を再測定。 |
| 猫 Cat |
✓ 可 | 猫の全身性高血圧の第一選択薬(ACVIM 2018 コンセンサス、Acierno 2018 JVIM)。開始: 0.625 mg/頭 経口 24時間毎(SBP ≥200 mmHg または標的臓器障害ありは1.25 mg開始可)。1-2週間隔でSBPを再測定し、SBP <160 mmHg(理想 <140)を目標に 1.25 mg → 最大2.5 mg/頭へ漸増。診断時は状況性高血圧(白衣効果)を除外 — 静かな部屋で馴化後に複数回測定の平均、または標的臓器障害(高血圧性網膜症・左室肥大・蛋白尿)で裏付ける。 | 基礎疾患(CKD・甲状腺機能亢進症・原発性アルドステロン症)の検索と治療を並行。蛋白尿併発例はテルミサルタン/ベナゼプリルを追加。急性高血圧性網膜症(突然の失明・散瞳固定)は緊急 — 即日降圧を開始(迅速な降圧で網膜復位・一部視力回復の可能性)。歯肉増殖は長期投与でまれに発生。 |
| 馬 Horse |
✓ 可 | 0.05-0.1 mg/kg 経口 24時間毎 | カルシウム拮抗薬。馬でのデータは限られる |
| うさぎ Rabbit |
✓ 可 | 0.1-0.25 mg/kg 経口 24時間毎 | 腎疾患に伴う高血圧に使用 |
| モルモット Guinea Pig |
✓ 可 | 0.1-0.25 mg/kg 経口 24時間毎 | 高血圧に対するカルシウム拮抗薬 |
| チンチラ Chinchilla |
✓ 可 | 0.1-0.2 mg/kg 経口 24時間毎 | カルシウムチャネル遮断薬。全身性高血圧に使用。 |
| フェレット Ferret |
✓ 可 | 0.1-0.25 mg/kg 経口 24時間毎 | 高血圧に使用 |
| デグー Degu |
✓ 可 | 0.1-0.25 mg/kg 経口 24時間毎 | (小型げっ歯類データから推定) 高血圧に対するカルシウム拮抗薬 |
主な副作用
- ⚠️ 低血圧
- ⚠️ 頻脈
- ⚠️ 歯肉増殖(まれ)
禁忌・注意
🚫 重度大動脈弁狭窄症。低血圧。
薬物相互作用
| 併用薬 | 影響 |
|---|---|
| ACE inhibitors | 低血圧の相加作用(治療的に併用されることが多い) |
| cyclosporine | シクロスポリン濃度上昇 |
| Beta-blockers | Additive hypotension and bradycardia |
この薬が使われる疾患
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※ 本ページの用量・相互作用情報は獣医学的参考資料であり、処方の代替ではありません。投与前に必ず原典(Plumb's Veterinary Drug Handbook 等)および添付文書で再確認し、獣医師の判断のもとで使用してください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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