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爬虫類 (Reptile) 感染症 中等度

耳感染症(中耳炎)

Ear Infection (Otitis) / 耳感染症(中耳炎)

概要

カメや一部のトカゲに多い中耳・内耳感染症。

主な症状

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臨床徴候

爬虫類における耳感染症(中耳炎)の臨床徴候は原因と病期により異なる。急性: 紅斑・水疱・湿潤性病変・激しい掻痒・脱毛(接触性皮膚炎・蕁麻疹)。慢性: 苔癬化・色素沈着・脱毛・落屑・痂皮(アトピー性皮膚炎・慢性膿皮症)。分布パターンが診断に有用: 顔面・指趾(アトピー)、耳・腹側(蚤アレルギー)、対称性脱毛(内分泌性)、円形病変(皮膚糸状菌・毛包虫)。

原因

爬虫類における耳感染症(中耳炎)の原因: カメや一部のトカゲに多い中耳・内耳感染症。

病態生理

爬虫類における耳感染症(中耳炎)の病態生理は皮膚バリア機能の破綻と炎症・免疫応答により展開する。アレルギー性皮膚炎では経皮アレルゲン感作→Th2優位の免疫応答→IgE産生・肥満細胞脱顆粒→掻痒・炎症の連鎖を生じる。角化・バリア異常では経表皮水分喪失増加・微生物定着により二次感染(膿皮症・マラセチア)を招く。掻破による自己傷害が炎症をさらに増悪させる掻痒-掻破サイクルを形成する。慢性炎症では苔癬化・色素沈着・脱毛が進行し、難治化する。

診断

爬虫類(特にカメ類)では外耳道がなく鼓膜が体表に露出するため、鼓膜の膨隆・変色が中耳炎の主要所見である。CT/MRIで中耳腔内の軟部組織密度上昇・骨溶解を評価する。鼓膜切開で乾酪性膿瘍内容物を採取し、細菌培養・感受性試験を実施する。ヘテロフィル優位の白血球増多が典型的である。ビタミンA欠乏による扁平上皮化生が誘因となることがあり、食餌歴・POTZ・UV-B照射歴を聴取する。

治療

爬虫類における耳感染症(中耳炎)の治療には、可能であれば培養感受性試験に基づく標的抗菌薬療法が必要である。結果待ちの間は経験的広域抗菌薬を開始する。抗菌薬治療期間は感染の排除と耐性予防に十分な期間とする。膿瘍や壊死組織には外科的排膿またはデブリードマンが必要な場合がある。支持療法として輸液、鎮痛薬、抗炎症薬、栄養サポートを行う。

予防

耳感染症(中耳炎)の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。

予後

耳感染症(中耳炎)の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。

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