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爬虫類 (Reptile) 重度

アメーバ感染症

Amoebic Infection (Entamoeba) / アメーバ感染症

概要

エンタメーバ・インバデンスによる重度の大腸炎で、特にヘビやトカゲに多いです。

主な症状

anorexia bloody stool diarrhea lethargy weight loss

原因

汚染された水、床材、糞便からのE. invadens嚢子の摂取。カメ類は無症候性保菌者で主要なリザーバー — カメ類とヘビ/トカゲの同居が主要リスク要因。ストレスと不適切な温度が臨床的発症を誘発する。

病態生理

E. invadens栄養型はタンパク分解酵素を用いて大腸粘膜に侵入し、アメーバ性大腸炎に特徴的なフラスコ状潰瘍を形成する。血行性に肝臓に播種しアメーバ性肝膿瘍を起こしうる。劇症大腸炎は穿孔と致死的腹膜炎に至りうる。

治療

メトロニダゾール40-100 mg/kg PO 14日毎を3回投与(第一選択)、または20 mg/kg PO 24時間毎を5-7日間。管腔内クリアランスにパロモマイシン。積極的輸液療法と保温。二次性細菌感染の治療。カメ類と有鱗類を直ちに分離。

予防

カメ類をヘビやトカゲと絶対に同居させない。全ての新規動物を糞便検査付きで検疫。至適温度と衛生の維持。種群ごとに別々の器具を使用。

予後

要注意〜不良。有鱗類の急性発症では死亡率が50%を超えうる。早期治療で生存率改善。肝播種は予後絶望的。カメ類は一般に無症候性保菌者にとどまる。

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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
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