メトロニダゾール中毒
概要
メトロニダゾール過剰投与による中枢神経系毒性。
主な症状
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臨床徴候
爬虫類におけるメトロニダゾール中毒の臨床徴候は毒性物質の種類と曝露量により急性〜慢性まで多様。消化器症状(嘔吐・下痢・流涎・腹痛)が最も一般的な初期所見。神経毒では振戦・痙攣・運動失調・昏睡。肝毒では黄疸・凝固障害・肝性脳症。腎毒では乏尿・尿毒症徴候。血液毒では貧血・出血傾向・メトヘモグロビン血症。心血管毒では不整脈・低血圧・ショック。急性曝露では症状発現が迅速で、早期除染と支持療法が予後を決定する。
原因
メトロニダゾールの過量投与、典型的には用量計算の誤りから。爬虫類の標準用量は20-50 mg/kg;毒性は通常100 mg/kg以上または長期投与で発生。インディゴスネークと一部の他の種はより感受性が高い場合がある。
病態生理
毒性用量のメトロニダゾールは中枢性前庭と小脳の機能障害を引き起こす。薬物またはその代謝産物は神経に直接毒性。臨床徴候は斜頸、旋回、ローリング、運動失調、後弓反張、食欲不振、重症例では痙攣と死亡。肝毒性も発生しうる。
診断
投与歴の詳細(用量・投与期間・投与経路)を確認する。爬虫類では安全域が狭く、40 mg/kg以上で中毒リスクが上昇する種がある。中枢神経症状(前庭症状・運動失調・頭部傾斜・旋回運動)が主徴候であり、投与中止後の症状消退パターンを追跡する。POTZ維持下で神経学的検査を実施し、他の中枢神経疾患(パラミクソウイルス感染・ビタミンB1欠乏等)を鑑別する。血液検査でヘテロフィル反応・肝機能を評価する。
治療
メトロニダゾールの即時中止。支持療法:排泄促進のためのIV輸液、必要に応じて痙攣制御(ミダゾラム)、補助給餌、POTZの維持。特異的な解毒薬はない。薬物が緩徐に代謝されるため回復に1-3週間を要しうる。
予防
正確な用量計算の使用。動物の正確な計量。感受性が高いことが知られている種には用量範囲の下限の使用。可能な場合は長期投与(10日以上)の回避。
予後
薬物が速やかに中止されれば公平。大部分の動物は1-3週間で回復。長時間の痙攣を伴う重症例は予後要注意。
関連する薬品
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