アガマ科アデノウイルス感染症
Agamid Adenovirus Infection / アガマ科アデノウイルス感染症
概要
アガマ科トカゲに特異的なアデノウイルスによる肝炎と高致死率。
主な症状
anorexia
diarrhea
lethargy
liver enlargement
sudden death
原因
アガマ科アデノウイルス1(アガマ科アタデノウイルスとも呼ばれる)による感染。主にフトアゴヒゲトカゲ(Pogona vitticeps)に影響。糞口経路で高度に伝染性。幼体が最も重度に影響を受ける。不顕性キャリアが多い。
病態生理
ウイルスは肝細胞と消化管上皮を標的とし、肝壊死と腸炎を引き起こす。コクシジウム(Isospora)との共感染が一般的で疾患の重症度を悪化させる。幼体フトアゴヒゲトカゲは致死的肝炎を発症する。成体は間欠的にウイルスを排出する不顕性キャリアでありうる。免疫抑制は潜伏感染を再活性化しうる。
治療
特異的な抗ウイルス治療はない。支持療法:輸液療法、補助給餌、温度支持。併発コクシジウムの治療(ポナズリル10-20 mg/kg PO 24時間毎)。肝保護薬(シリマリン)。二次性細菌感染への抗菌薬。
予防
新規フトアゴヒゲトカゲの検疫とアデノウイルスPCR検査。厳格な衛生管理の維持。幼体と成体を混合しない。繁殖個体の検査。
予後
幼体では不良(高い死亡率)。不顕性感染の成体は正常に生活しうる。あらゆる年齢での急性肝炎は予後要注意。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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