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うさぎ (Rabbit) その他 中等度

低タンパク血症

Hypoproteinaemia / 低タンパク血症

概要

肝疾患、蛋白漏出性腸症、栄養不良による異常な低血中タンパク質レベルです。

主な症状

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臨床徴候

ウサギにおける低タンパク血症の臨床徴候は欠乏または過剰の栄養素により特異的パターンを示す。カルシウム不足: 骨軟化・病的骨折・痙攣・成長不良。ビタミンA不足: 眼疾患・皮膚角化異常・夜盲・繁殖障害。ビタミンC不足(モルモット): 関節腫脹・出血傾向・歯周病・成長不良。タンパク質-エネルギー欠乏: 削痩・筋萎縮・低アルブミン血症・浮腫。ビタミンD/UV-B不足(爬虫類): 代謝性骨疾患・骨軟化。

原因

ウサギにおける低タンパク血症の原因: 肝疾患、蛋白漏出性腸症、栄養不良による異常な低血中タンパク質レベルです。

病態生理

低タンパク血症はウサギにおける栄養障害である。特定の栄養素の不十分な摂取、吸収不良、または過剰摂取により生じる。欠乏状態では、影響を受けた栄養素を補因子または基質として必要とする生化学的経路が障害され、細胞機能障害を引き起こす。過剰状態では組織への蓄積や栄養素間相互作用の障害により毒性が生じる。種特異的な食事要求により、適切な栄養管理が予防に不可欠である。

診断

浮腫・腹水・体重減少・削痩から低タンパク血症を疑う。生化学で総蛋白・アルブミン低値を確認。蛋白分画(電気泳動)でアルブミン/グロブリン比を評価。尿検査で蛋白尿(腎性喪失)を確認。糞便検査で寄生虫・コクシジウム(消化管性喪失)を除外。肝機能検査(胆汁酸・AST)で肝合成能低下を評価。腸管生検で蛋白漏出性腸症を鑑別。ウサギでは不正咬合による摂食不良・コクシジウム感染・腎疾患が低タンパク血症の主要原因。

治療

蛋白喪失の原因を特定し治療: 肝疾患(肝臓サポート)、蛋白漏出性腸症(PLE — 腸管寄生虫、IBD)、腎疾患(蛋白尿)、慢性感染症。輸液: 乳酸リンゲル液で水分補正 + アルブミン<1.5 g/dLの場合ヘタスターチ 5-10 mL/kg IV(コロイドサポート)。重度低アルブミン血症(<1.0 g/dL)で浮腫・体腔液貯留時は新鮮凍結血漿 10-15 mL/kg IV。栄養サポート: 一時的にアルファルファベースペレット(チモシーベースより高蛋白)+ 強制給餌クリティカルケア 50-80 mL/kg/日。チモシー牧草は常時自由摂食を継続。寄生虫性PLEの場合: フェンベンダゾール 20 mg/kg PO q24h × 5日間(腸管線虫)。肝臓性の場合: SAMe 20-30 mg/kg PO q24h(肝保護)。E. cuniculi関連の場合: フェンベンダゾール 20 mg/kg PO q24h × 28日間。併発GI stasisの治療: メトクロプラミド 0.5-1.0 mg/kg SC q6-8h。疼痛管理: メロキシカム 0.3-1.0 mg/kg PO/SC q24h。総蛋白・アルブミン・グロブリンを3-7日毎にモニタリング。体重は毎日測定。経口ペニシリン・リンコマイシン・クリンダマイシンは絶対禁忌。参考文献: Harcourt-Brown (2002), Quesenberry & Carpenter (2020) Ferrets, Rabbits, and Rodents 4th ed.

予防

低タンパク血症の予防には全ての栄養要求を満たす種に適した食事設計、単一食品のみの食事の回避、獣医師との定期的な食事内容の見直し、必要時の適切なサプリメンテーション、種固有の栄養ニーズに関する知識が必要である。

予後

低タンパク血症の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。

関連する薬品

💊 クリンダマイシン 💊 フェンベンダゾール 💊 メロキシカム 💊 メトクロプラミド 💊 リンコマイシン 💊 乳酸リンゲル液

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