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うさぎ (Rabbit) 消化器 重度

膵臓疾患

Pancreatic Disease / 膵臓疾患

概要

膵臓の炎症または腫瘍性疾患で、ウサギでは稀ですが、重大な消化器・代謝異常を引き起こすことがあります。

主な症状

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臨床徴候

ウサギにおける膵臓疾患の臨床徴候は罹患臓器と腫瘍の種類により多様。一般的所見: 進行性の腫瘤形成・体重減少・食欲不振・元気消失・貧血。体表腫瘤では触知可能な腫脹・疼痛を、内臓腫瘍では腹部膨満・嘔吐・下痢・呼吸困難・リンパ節腫大などの非特異的症状を呈する。傍腫瘍症候群として高カルシウム血症(リンパ腫・肛門周囲腺癌)や低血糖(インスリノーマ)を合併することがある。

原因

ウサギにおける膵臓疾患の原因: 膵臓の炎症または腫瘍性疾患で、ウサギでは稀ですが、重大な消化器・代謝異常を引き起こすことがあります。

病態生理

膵臓疾患はウサギにおける腫瘍性疾患である。癌遺伝子、腫瘍抑制遺伝子、DNA修復機構における遺伝子変異の蓄積により腫瘍性形質転換が生じる。制御不能な細胞増殖により腫瘍が形成され、局所組織への浸潤・破壊の可能性がある。悪性腫瘍はリンパ行性または血行性に転移しうる。高カルシウム血症、悪液質、免疫調節障害などの腫瘍随伴症候群が原発腫瘍に伴い、罹患率に寄与することがある。

診断

食欲不振・腹部疼痛・下痢・体重減少から膵臓疾患を疑う。生化学でアミラーゼ・リパーゼ上昇を確認するが、ウサギでの特異度は限定的。血糖値の異常(高血糖/低血糖)で膵内分泌機能を評価。超音波で膵臓の腫大・エコー変化・嚢胞を確認。CT検査で膵腫瘤を精査。CBC/生化学で脱水・電解質異常・肝酵素異常を確認。膵生検で確定するが侵襲的。ウサギの膵疾患は犬猫と比較して報告が少なく、高脂肪食や肥満が素因として考慮される。

治療

膵臓疾患はウサギでは稀であり、炎症性(膵炎)か腫瘍性かにより治療が異なる。ウサギは絶対に絶食させない — GI stasisは致命的合併症。積極的輸液: 乳酸リンゲル液SC/IV 100 mL/kg/日(維持量)+ 脱水補正量。疼痛管理が極めて重要: ブプレノルフィン 0.01-0.05 mg/kg SC/IM q6-8h(急性期)+ メロキシカム 0.3-1.0 mg/kg PO/SC q24h。制吐: マロピタント 1 mg/kg SC q24h。消化管運動促進: メトクロプラミド 0.5-1.0 mg/kg PO/SC q6-8h(二次性イレウス予防)。強制給餌クリティカルケア 50-80 mL/kg/日; チモシー牧草は許容されればすぐに提供。血糖値モニタリング(膵外分泌不全で低血糖・高血糖いずれも起こりうる)。外分泌膵不全発症時は膵酵素補充を食事に添加。腫瘍性の場合: 片側性で到達可能なら外科的切除; 膵癌は予後注意。食欲不振に続発する肝リピドーシスに注意 — 肝酵素をモニタリング。二次細菌感染疑い時のみ抗菌薬: エンロフロキサシン 10-20 mg/kg PO/SC q12h。経口ペニシリンは絶対禁忌。腹部超音波で経時的に進行を監視。参考文献: Harcourt-Brown (2002), Quesenberry & Carpenter (2020).

予防

膵臓疾患の予防は限定的であるが、ホルモン依存性腫瘍軽減のための避妊・去勢手術、既知の発癌物質の回避、早期発見のための定期健診、適正体型の維持、該当する場合は遺伝的素因軽減のための責任ある繁殖が含まれる。

予後

膵臓疾患の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。

関連する薬品

💊 エンロフロキサシン 💊 メロキシカム 💊 ブプレノルフィン 💊 メトクロプラミド 💊 乳酸リンゲル液

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