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うさぎ (Rabbit) その他 重度

フロッピーラビット症候群

Floppy Rabbit Syndrome / フロッピーラビット症候群

概要

原因不明の急性全身性弛緩性麻痺で、意識は清明ですが起立不能になります。多くは支持療法で回復します。

主な症状

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臨床徴候

ウサギにおけるフロッピーラビット症候群の臨床徴候は罹患部位(角膜・結膜・前房・水晶体・網膜)と病態により異なる。結膜炎: 結膜充血・分泌物・流涙・眼瞼痙攣。角膜潰瘍: 流涙・眼瞼痙攣・羞明・角膜混濁(蛍光染色陽性)。緑内障: 急性眼痛・角膜浮腫・散瞳・眼球膨大・視覚消失。白内障: 水晶体混濁による進行性視覚障害。網膜疾患: 夜盲先行の進行性視覚障害(PRA等)・急性視覚消失(網膜剥離)。

原因

ウサギにおけるフロッピーラビット症候群の原因: 原因不明の急性全身性弛緩性麻痺で、意識は清明ですが起立不能になります。多くは支持療法で回復します。

病態生理

フロッピーラビット症候群はウサギにおける神経疾患である。炎症、変性、圧迫、または血管障害による中枢・末梢神経系の損傷を伴う。解剖学的位置に応じて運動機能、感覚処理、自律神経調節、認知状態に影響を及ぼす。脱髄、軸索変性、ニューロン喪失は不可逆的な場合がある。浮腫や腫瘤性病変による頭蓋内圧亢進は脳幹ヘルニアを引き起こしうる。

診断

急性発症の全身性筋弛緩・脱力(頭部を含む)で意識は保たれている状態からフロッピーラビット症候群を疑う。神経学的検査で意識清明だが全身の筋緊張低下を確認。CBC/生化学でK・Ca・Mg・血糖を測定し電解質・代謝異常を評価。X線で脊椎骨折を除外。E. cuniculi抗体検査を実施。血液ガスで代謝性アシドーシスを評価。CK測定で筋障害を確認。原因不明の場合が多い特発性疾患であり除外診断で確定。低K血症・脱水・ストレスが素因として報告されている。多くは支持療法で数日以内に回復。

治療

ウサギにおけるフロッピーラビット症候群の治療: 【集中支持療法が中心—原因不明】1. 輸液: LRS 100mL/kg/日 SC/IV(脱水補正・電解質補充)。2. 保温: ヒーティングパッド(低体温予防)。3. 栄養: 強制給餌(クリティカルケア)q4-6h、干し草を口元に提供—自力摂食再開まで継続。4. 体位管理: 褥瘡予防のため2-4時間毎に体位変換。5. 膀胱管理: 尿閉時はq8-12hで圧迫排尿、会陰部清潔保持。6. 電解質: 低K時はKCl補充。7. 鎮痛: メロキシカム0.3mg/kg PO/SC q24h。8. 【重要】鑑別診断除外: 脊椎骨折(X線)、E.cuniculi(血清学+フェンベンダゾール試験投与20mg/kg PO q24h)、鉛中毒(血中鉛濃度)、ボツリヌス症、低Ca血症。原因不明だが多くは数日〜2週間の支持療法で自然回復。予後は適切な看護で一般に良好。初期の重症度で安楽死を判断しない。参考: Harcourt-Brown (2002); Varga (2014)。

予防

フロッピーラビット症候群の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。

予後

フロッピーラビット症候群の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。

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