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うさぎ (Rabbit) その他 重度

低ナトリウム血症

Hyponatraemia / 低ナトリウム血症

概要

血中ナトリウム値の低下で神経症状を引き起こす可能性があり、消化器疾患や腎機能障害に関連します。

主な症状

食欲不振 見当識障害 無気力 痙攣発作 衰弱

原因

ウサギにおける低ナトリウム血症の原因: 血中ナトリウム値の低下で神経症状を引き起こす可能性があり、消化器疾患や腎機能障害に関連します。

病態生理

低ナトリウム血症はウサギにおける腎・泌尿器疾患である。腎臓、尿管、膀胱、または尿道の構造的・機能的障害を伴う。腎疾患は糸球体濾過、尿細管再吸収・分泌、およびホルモン機能(エリスロポエチン、カルシトリオール、レニン)を障害する。進行性のネフロン喪失により高窒素血症、電解質異常、酸塩基障害が生じる。下部尿路疾患は閉塞、尿石症、上行感染を引き起こしうる。

治療

ウサギにおける低ナトリウム血症の治療: 1. 急性症候性(痙攣あり): 3%高張食塩水 1-2mL/kg IV(20分以上かけて緩徐投与)、Na補正速度は8-10mEq/L/24h以下(浸透圧性脱髄予防)。2. 痙攣管理: ミダゾラム0.5-1mg/kg IM/IN。3. 基礎疾患の特定・治療: 消化器疾患(下痢による喪失)、腎機能障害(BUN/Cre、電解質パネル)。4. 維持輸液: 0.9%生理食塩水で段階的補正、電解質q6-12hモニタリング。5. 栄養サポート: 強制給餌(クリティカルケア)、干し草自由摂取。6. 保温・ストレス軽減。ウサギでの最多原因: 重度下痢(クロストリジウム、コクシジウム)、慢性腎疾患、医原性過剰輸液。基礎疾患の治療が根本的に重要。参考: Harcourt-Brown (2002); Quesenberry & Carpenter (2012)。

予防

低ナトリウム血症の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。

予後

低ナトリウム血症の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。

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💊 ミダゾラム

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